ブルガーコフ作品集

ブルガーコフ作品集

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  • サイズ A5判/ページ数 238p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784938710620
  • NDC分類 988
  • Cコード C1097

内容説明

ドストエフスキーより凄い作家がいる?『巨匠とマルガリータ』初期稿、「モルヒネ」、戯曲「偽善者たちのカバラ」などを収録した珠玉短編集。

目次

世相戯評(未来の展望;ビオメハニカ;楽園への階段;定まらぬ住まい;故人の冒険)
短篇(赤い冠;十三番地エリピト・労働者コンミューンのアパート;モルヒネ)
戯曲(偽善者たちのカバラ)
資料(『巨匠とマルガリータ』初期稿より(断片)
自伝
ソヴィエト連邦政府への手紙
プルガーコフ年譜)

著者等紹介

ブルガーコフ,ミハイル[ブルガーコフ,ミハイル][Булгаков,Михаил]
1891‐1940。ウクライナ出身のロシア語作家。革命後のソヴィエト社会に対する諷刺性ゆえに、作品発表の機会に恵まれなかったが、死後再評価が進む中で、20世紀ロシア文学を代表する作家の1人に数えられるようになった

宮澤淳一[ミヤザワジュンイチ]
1963年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程退学。博士(学術、東京大学)。青山学院大学総合文化政策学部准教授。専門は文学研究・音楽学・メディア論。著書に『グレン・グールド論』(春秋社、吉田秀和賞受賞)ほか多数

大森雅子[オオモリマサコ]
1974年生まれ。ロシア国立人文大学大学院歴史人文学部ロシア文学史学科修了(Ph.D.)。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員

杉谷倫枝[スギタニノリエ]
1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。横浜国立大学非常勤講師。ロシア文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴィオラ

8
もう、この本はね、「定まらぬ住まい」を読むためだけにでも手にとったほうがいいよ。やっぱりね、反体制とか幻想とか、ブルガーコフの本質はそんなところにあるんじゃなくて、大衆娯楽・ユーモア小説とかが彼の一番得意なところだったんじゃないかと、そう思う次第であります。戯曲も思いがけず楽しかったし、巻末の年譜とか資料性も高い。2014/12/06

6
作家を知るための短編集。2022/12/28

mejiro

3
世相戯評「楽園への階段」「定まらぬ住まい」「故人の冒険」、短篇「モルヒネ」、資料「自伝」がおもしろかった。ソ連当局の弾圧のせいで著者が奪われたものを思うとやりきれない。2014/10/14

えっ

2
どんな文章でも絶対面白く読ませてくれる。本当に好き。 赤い冠やモルヒネのゾッとするような話も、アバンギャルド芸術や住宅事情といった身近に想像しやすい苛立ちも、豊かなイメージと魅力的な表現で飽きさせない。最後の手紙だけは痛切でとても胸が苦しくなるが、文章の力をすごく感じた。 火事を引き起こす厄介者のアンヌシカやコムソモールの人達など巨匠とマルガリータ、犬の心臓、運命の卵に出てくる要素がちょくちょく出てくるのも楽しい。2022/11/17

勉誠出版営業部

2
ミハイル・ブルガーコフの『ブルガーコフ作品集』を読了。短編、戯曲、評論などを集めたもの。なかなか読めない戯曲が面白い。2016/05/23

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