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内容説明
ゲドの故郷ゴント島で一人暮らすテナーのもとに,大やけどを負った少女と,いまや魔法の力を使い果たしたかつての大賢人ゲドが,吹き寄せられるようにやってきた.やがて3人はいっしょに暮らすようになるが,それぞれの過去がこだましあい,領主の館をめぐる陰謀にしだいに巻き込まれてゆく.
目次
目 次
1 で き ご と
2 ハヤブサの巣へ
3 オ ジ オ ン
4 カ レ シ ン
5 好 転
6 悪 化
7 ネ ズ ミ
8 タ カ
9 ことばを探す
10 イ ル カ 号
11 わ が 家
12 冬
13 賢 人
14 テ ハ ヌ ー
訳者あとがき
少年文庫版によせて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
119
前3巻は、どちらかというと童話的な話で竜や魔術師などがかなり多く登場していたのが、今回はゲドとテナーが中心でさらにやけどをった少女テハヌーが加わります。十数年たったのちに書き加えていったようで、どちらかというと当時のアメリカ社会の問題点あるいは縮図のようなものが出てきます。最後には竜が出てきます。2025/11/20
まふ
107
テナーは結婚した農夫ヒウチイシが3年前に病没したため寡婦となっており、虐待を受けた少女テルーを引き取って育てている。その時魔法を使い果たし、ただの人となってゴント島に送り返されたゲドを見つけ出し3人で暮らし始める。が、領主の息子たちの暴力や陰謀に巻き込まれ追いつめられる。その時、竜の力を持つテルーの本当の姿が現れ悪の力は一掃される…。この巻では魔法の世界における男女差問題、ジェンダー観が追及され、また、大魔法官であったゲドがただの人となった時の無力感が強調される。なかなか考えさせられる物語であった。2026/01/08
ネギっ子gen
63
再読の素晴らしさも噛みしめながら――。一応3巻で完結したような形になっていたが、前3作は、この名作を書くための壮大な前振りにさえ思える。それくらいの傑作。前回も一読してすぐ好きな作品になったが、こうして今回再読し、時間をかけて熟読すると、前回読み取れなかった(若さ故ということもあるが……)ところで、色々新たな発見があり、作品の素晴らしさを再認識できた。改めて、日頃の飛ばし読みの悪癖を深く反省(とはいえ、静養中というお蔭であり、回復したら、そうはいかないだろうが……)。これからも、折に触れて再読したい。⇒2022/04/25
たつや
54
壮大なスケールなんですね。でも、どこか気が遠くなるような雰囲気がある。あとがきが二つあり、意味がわかる。一度、この4巻で物語は終わるが、また、続編も書いたよということらしい。後半、ゲド、テル―らが暖炉の前で天地創造の歌について話すシーンが暖かく感じ、好きでした。2017/01/27
くたくた
52
壮大で抽象的だった前作までと違って、ついに地に足が付いた感じ。やっと物語が落ち着くべきところに落ち着いた。ゲドが特別な力を失った無力な男として、喪失に向き合い、再生すること。テナーが、一度は望んで受け入れた「女」という理不尽で不自由な在り方に向き合い、ゴハという社会的な女から、テナーという個人に再生すること。暴力と性的な虐待を受け、肉体的に大きく損なわれた少女が、本来の内なる全き姿を取り戻すこと。三者それぞれの喪失と再生の物語だった。全体の生と死という極めて抽象的な物語から、個人の物語への回帰でもあった。2025/03/09
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