中公文庫<br> さよなら快傑黒頭巾

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中公文庫
さよなら快傑黒頭巾

  • 著者名:庄司薫【著】
  • 価格 ¥733(本体¥667)
  • 中央公論新社(2018/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122041028

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内容説明

みんなを幸福にするために、強くやさしく勇気ある男になるために、薫クンはいま何をなすべきか。「赤頭巾ちゃん気を付けて」に続く第二話。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

66
庄司薫シリーズ第二弾。学生運動の盛り上がりと挫折を描いたもの。アイドル由美ちゃんが出なかったのが 残念。今にして思うと、庄司薫君シリーズにしては重いテーマだった・・  2004/01/01

KAZOO

38
当時の青春小説で、かなりの雰囲気があらわれています。今読みなおすと結構なつかしい感じがします。最近の人でも読む人がいるというのはうれしいことです。私もこのような本を読んで少しはまねをしようと思ったこともありましたが長続きしませんでした。この後に田中さんや村上さんが続くのでしょうね。2014/11/12

優希

35
面白かったです。招かれた結婚式で異様な雰囲気に気づいた薫くん。そこで先立つ男たちの「人生の兵学校」の複雑を知ることで、夢は破れるから夢なのかと知ったのだと思います。激動の時代、理想と現実の狭間で葛藤する人々の悲喜交々を描き、人生の哀切を超えた真理に迫るのが印象的でした。2025/03/18

佐島楓

19
ぼんやりしながら、あるいは真剣に考え事をしていて、ある瞬間にふっと悟る・・・その繰り返しが、自分を創っていくと気づく。時間を重ねることの意味が少しずつわかってくる感覚。父母の世代の青春小説だが、普遍性がそのようなところにあると感じる。2011/11/20

かえで

17
「赤頭巾ちゃん気をつけて」に始まる「薫くんシリーズ」の3作目。3作目?僕は薫くんシリーズはこれが2冊目なんだけど。1冊飛ばしてしまったらしい。まいったまいった。しかし調べると本作は2作目よりも先に書かれていて、そしてそれぞれ独立した話(もちろん多少の繋がりはあるのだけれど。これは先に3作目を読んでしまった自分への言いわけなのさ)なので特に問題はないのだけど。18歳の薫くんのドタバタな1日が軽妙な文章で書いてあり、思わず笑ってしまう。また思春期の微妙な心理を見事に描いていて、僕は思わずグッときてしまったんだ2015/02/27

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