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内容説明
魔法使いのゲドが〈影〉と戦ってから数年後,アースシーの世界では島々の間に紛争が絶えない.ゲドは平和をもたらす力をもつという腕環を求めて,アースシーの東,アチュアンの墓所へゆく.墓所を守る大巫女アルハは,幼い頃より闇の者たちに仕えてきたが,ゲドとの出会いによって,自らの世界に疑問を抱きはじめる…….
目次
目 次
プロローグ
1 喰らわれし者
2 石 垣
3 囚われの者たち
4 夢 と 物 語
5 地下のあかり
6 捕らわれた男
7 大 宝 庫
8 名 ま え
9 エレス・アクベの腕環
10 闇 の 怒 り
11 西 方 の 山
12 航 海
訳者あとがき
少年文庫版によせて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
143
ハイタカは、今回は老師の役割となり、若いテナーがむしろ主人公だ。深い闇の世界。押しつぶされそうな圧迫感の中、話が進む。大巫女とは名ばかりで、実際には奴隷のように自由が無く、深い地の底に暮らすテナー。そこにハイタカが現われたという話。戦闘場面もドラゴンも無いが、テーマが分かりやすいので前作よりも面白かった。2023/07/22
KAZOO
123
今回は、アチュアンの墓所で「暗黒の地下迷宮」を守る少女のアルハがこの物語の前半の中心を占めその少女の生い立ちなどが記されます。後半はかなり年齢を経たゲドがこの地にきて島々の争いをなくすこの表題の「腕輪」を求めてきます。そこでのやり取りからそこにいる少女の本来の姿を取り戻させるのにゲドが役割を果たします。ここまでだとやはり第3巻で終了する感じです。2025/07/09
まふ
114
時代は飛んでゲドは中年に差し掛かっている。少女テナーは大巫女の生まれ変わりとしてアルハという名を与えられ暗黒の生活を送っている。そこで、失われた腕輪の片方を探しに来たゲドに遭い、彼を殺そうとするができず、腕輪は合体する。アルハはゲドの力により目覚め、テナーとして闇の世界を飛び出し、自由の世界へと旅立っていく…。うむ、そういうことであるか。なるほど、アルハの「目覚めの」感覚が読者の心を打つのであろうな、と了解した。第3巻へ。G1000。2026/01/05
たま
82
Ⅱ『こわれた腕輪』はカルガド帝国アチュアンの墓所で大巫女を務める少女の視点で始まる。Ⅰで女性がステレオタイプではないかと感想を書いたが、この少女は少女らしい勝気さ残酷さに不安、不決断の迷いもあって良かった。彼女は、腕輪の片割れを探しに地下迷宮に忍び込んだゲドと会い彼に惹かれ古い世界を逃げ出す決心をする。女性が大人になるうえでの普遍的な過程を描いたものだと思った。ゲドの方は地下迷宮に閉じ込められある意味受け身な存在ながら、彼女に自由な選択を委ねることでメンターとしての役割を果たし腕輪の奪還に成功する。2026/08/20
NAO
66
再読。最初に読んだときは、話が冗長でゲドの動きがトロくてかなりイライラしたのだが、今回、ゲドの動きの遅さが分かった気がした。アースシーのために、平和少女を元の少女に戻すために自分たちが助かるためてはいえ、すごいよ、この忍耐力。2025/01/28
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