ビッグコミックス<br> 家栽の人(8)

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ビッグコミックス
家栽の人(8)

  • ISBN:9784091816788

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内容説明

▼第1話/チゴユリ▼第2話/ベゴニア▼第3話/モモ▼第4話/タラノキ▼第5話/バラ・前編▼第6話/バラ・後編▼第7話/ハルノノゲシ▼第8話/オジギソウ▼第9話/トキワハゼ  ●登場人物/桑田義雄(岩崎家庭裁判所春河支部判事)  ●あらすじ/母親の遺産をめぐって丸一年、調停がまったく進まない家族があった。2人の兄弟とそれぞれの妻を含めた4人の欲が渦巻くなかで、長男の娘である少女がただ一人祖母の死を悲しみ、心を傷めていた。桑田はその少女の心を優しくすくいとってやる(第1話)。▼ある時、少年による強姦殺害事件が桑田の元に持ち込まれる。犯人である少年の残忍さには担当調査官の今西でさえ匙を投げかけていた。しかし、少年のふてぶてしい態度の裏には、わざと悪役を演じようとしている意図があることを桑田は見抜く……(第5、6話)。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

77
やはりこの巻も様々な人生の機微を楽しませてくれます。今回は結構長い「バラ」という話が印象に残りました。少年による女性殺害事件の裏にあるものをきちんと書かれていました。また主人公の父親が出てきて、自分の手元に置きたいようなさまですが、「草に話しかけて損をした」という言葉を残して帰ります。子が子なら親も親という感じでいいですねえ。2017/12/27

三平

5
「モモ」という短編が深く心に残った。仲良し3姉妹が亡き母の遺品を整理している際に立派な雛人形のセットを見つける。それを購入したのは父が別の女の所に出入りし給料を半分しか入れない状態で、自分たちを育てるために貧しい中必死に働いていた頃だった。昔を思い返していく内に娘たちは雛人形に込められた母の本当の想いを知る…。意外な真実。懸命に生きた1人の女性に対し切なさと愛おしさがあふれてくる。嫁いでいくすべての女性が幸せでありますように、そう祈らずにはいられなくなる作品。

絵具巻

2
文京区立真砂図書館で借りました。2014/12/26

HIRO1970

1
☆★☆2003/01/01

あき

0
私達が少年に対してできることは、小さなことです。だけど小ささを恥じて、それをしまい込む人が多過ぎるんです。/「偉くなるために努力するなんて、カッタリィよな。」「そうか? 人間はもともと不自由な生きものだが、自分の居場所がしっかりしてると風通しがマシになるぞ。」「そういうもんかな?」2022/03/18

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