出版社内容情報
アメリカ独立百年記念の万国博覧会を舞台に、恐るべき宿敵ヘルビティウス博士と対決するべスパー。あいつぐ危険と策謀、アクションにつぐアクション、事件は事件をよび、怒濤の終末へ…。緑の瞳とマーマレード色の髪をもつ少女べスパーの、スリルとサスペンスあふれる冒険活劇。 小学校高学年～
内容説明
緑色の目を輝やかせマーマレード色の髪をなびかせて危険にとび込む、恐れを知らぬヒロイン・ベスパー。スリルとユーモアとウィットいっぱいの、痛快冒険小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つきと
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息もつかせぬ展開とスピードのあるストーリー。典型的な構成ではあるけど一巻から比べて面白さを感じるのは、読者が慣れたからなのか作者の筆に油が乗ったからなのか。エンターテイメントというより戯曲っぽいユーモアがあり、笑いを狙ったような人物造形は真面目に評価する読者には苛つく部分もあるかもしれない。ラストの大円団。ブリニーにはまだまだ苦労が絶えないようで、御愁傷様と肩を叩いて一声励ましたくなりました。2009/09/15
