メディアワークス文庫<br> 座敷童子の代理人

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メディアワークス文庫
座敷童子の代理人

  • 著者名:仁科裕貴【著者】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • KADOKAWA(2015/07発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048652087

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内容説明

作家として人生崖っぷちな妖怪小説家・緒方司貴(おがたしき)が訪れたのは、妖怪と縁深い遠野の旅館「迷家荘(まよいがそう)」。座敷童子がいると噂の旅館に起死回生のネタ探しに来たはずが、なぜか「座敷童子の代理人」として旅館に集まる妖怪たちのお悩み解決をすることに!? そこで偶然出会ったおしゃまな妖怪少年の力で妖怪が見えるようになった司貴は、陽気な河童や捻くれ妖狐が持ち込むおかしな事件を経て、妖怪たちと心を通わせていく。 だが、そんな司貴を導く不思議な少年にも、何やら隠しごとがあるようで……。 くすっと笑えてちょっぴり泣ける、平成あやかし譚。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

た〜

85
「神様の御用人」の二番煎じかと予想していたけれど、それ未満。普通に良い話っぽいしつまらなくはないのだけれど、どういうわけかさっぱり響いてこない2015/05/30

スズ

82
妖怪好きの売れない小説家緒方司貴は、取材旅行で岩手県遠野市を訪れ、座敷童子が現れるという旅館「迷家荘」に宿泊する。そこで出会った座敷童子に妖怪を目にする力を与えられ、旅館で起こる様々な事件を解決していく。実際に遠野市には座敷童子が居るといわれる旅館があったが、火災で焼失してしまった。今作でもそれを意識した設定が盛り込まれていた。司貴の世話を焼く仲居の和紗と博識な座敷童子が、多くの人の心や絆を結び直していく様子が素敵だった。次巻では「迷家荘」の従業員として働く司貴と和紗の仲がどのように進展していくのか楽しみ2016/10/03

ひめありす@灯れ松明の火

76
座敷童子の代理人。このタイトルを与えられたら私はどんな風に書こうかな。売れている要素さえ見いだせればまあどうにかなるんだろう。そんなことを考えさせられる冒頭でした。きっと作者の仁科さんも少なからず同じ問題にぶち当たったんだろうな。それ位リアルに皮肉っていました。お話としては中盤の結婚式の場面が好き。ゲストが一堂に会しているのを想像するだけで楽しいです。登場人物(妖怪?)なら河童さんが好き。いい男です。結末の二転三転は理解できず四苦八苦。結局何なんだろう、何の問題があるのかな、と妖怪に化かされた気持ちです。2017/02/18

hirune

65
ちょっとだけミステリーティストの妖怪物語。人間も妖怪もほのぼのと優しい。妖怪作家の司貴を表で動かして座敷童子が安楽椅子探偵として謎を解く短編集かな?と最初は思いましたが、違ってましたね。そして最後は認識をひっくり返されました。そういうの嫌いじゃないですよ。てか、かなり好き(o^^o)可愛い妖怪やらかっこいい天狗やら面倒くさい神様やらたくさんお越しになるお宿のお話しでした☆2016/09/27

しのぶ

58
読みやすい文章でサクサクと。ただ後半の鏡のくだりで文章が頭に入らず状況が浮かばないまま読み飛ばした。もう少しいろんなあやかしが登場したら楽しかったかなと感じたので少々物足りない。ラストのオチも良いが個人的には河童の話が一番面白く感じた。2015/08/17

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