内容説明
遠野の旅館「迷家荘(まよいがそう)」には妖怪をはじめ、いろんな問題を抱えた人たちが集まる。それは京都に住む妖怪退治のスペシャリスト「陰陽師」たちもご多分に漏れず……。近頃、占い師として有名な陰陽師・久我凪人(くが なぎと)。彼とその弟の綾斗(あやと)は、座敷童子がいるという遠野の旅館をお忍び旅行で訪れる。だが、もちろん観光旅行などではなく……。司貴(しき)・座敷童子のコンビは、「鎌鼬(かまいたち)」や「式神」の問題に関わることで陰陽師兄弟が抱える悩みを知るのだが――!? 遠野と京、人と妖怪、そして陰陽師――意外な接点と、“あの人物”も登場する新章「遠野・陰陽師編」開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
46
あやかしも幽霊も生き霊もみ〜んな普通にものを食べられるんですね??しかもみんなが緒方先生にアイスを強請る…緒方先生はどんどん眷属やら何やら面倒をみる相手が増えても大丈夫な大きな霊力を持ってるなんて、まるでブラックホールみたい。まぁ童子にも友達ができて また賑やかになったこと!と思ったら最後に何やら宿命の敵みたいな感じであの超有名人が‼️次回は大波乱必至ですね☆2018/12/13
スズ
39
深夜、金縛りに遭った司貴の前に鮮血まみれの落ち武者・鱒沢左馬助が現れる。遠野に陰陽師の魔の手が迫っていると芝居がかった口調で語る彼に困惑する司貴だが、迷家荘に近頃売り出し中の陰陽師・久我凪人が宿泊客として訪れて…。アイスをねだる妖怪&落ち武者に甘い司貴や彼との映画デートを前に鏡の前で幸せそうに笑顔を零す和紗に癒されると共に、過剰な使命感に突き動かされる久我兄弟の心の溝が徐々に埋まっていく姿が好きでした。遠野の歴史や因習も色濃く描かれ、日本の鬼門の地である遠野に生きる妖怪達の生き方が丁寧に描写されていました2019/04/20
ぽろん
37
物語は、佳境に入った模様。次巻は、遂にあの大物が出てくるのですね!私としては、このまま、みんな穏やかに過ごして欲しいなあ。何はともあれ、今回も安定の面白さでした。2018/03/22
ギンちゃん
30
シリーズ6作目の今回は、巷で有名なある兄弟が「迷家荘」にやって来た辺りから奇妙な事件が起き始め、物語が進んでいく。 なかなかにインパクトのあるキャラが出てきたりして、再登場が今から楽しみ。ただ、ラストの独白めいたものに今後の雲行きがかなり怪しそうで、新章開幕から早くも少し気がかりでもあります。これからどう展開していくのか気になり次巻が待ち遠しいです。2018/05/26
み
28
さくさくと♪最後が、むっちゃキナ臭い。前作で完結だと思い込んでたので、続きが読めたのは良かったぁ。2018/05/14
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