内容説明
遠野の老舗旅館「迷家荘」の番頭として平穏な日々を過ごしていた司貴の元に、突然担当編集者が会いに来た。手元にあるのは、予定が遅れているのに全く書き進められていない真っ白な原稿用紙。作家人生のピンチ!?と思いきや、彼は妖怪にまつわる相談があると言う。
いつものように座敷童子を始めとした妖怪達と協力して解決を図る司貴だったが、迷家荘の中で殺人事件が起こってしまい――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
50
河童の手のミイラをめぐる不穏な祟り(?)騒動から一転コメディタッチになり、その後ホームズばりの殺人事件の関係者を集めて「お前が犯人だ!」と 意外な犯人指名とか 犯人の逃亡とかがあってから、結局お気楽な結末に至ったわけですが、最終巻だったんですね😅今回も深刻なスランプ状態の作家の司貴には少しは創作に励んで欲しかったけど、さっぱり書いてなかったですねぇ。。2020/02/07
ぽろん
43
まさか、終わりじゃないですよね。最後の「了」が気になったのですが、、。今回は、和紗さんの出番があまりなかったのが残念だったけれど、座敷童子と緒方さんの来し方がしっかりと伝わり感無量です。座敷童子の夢叶うといいなあ。2019/04/05
IRIE
28
今回は長編でした!河童の手のミイラを持って旅館に来た烏丸先生。このミイラの手から騒動が始まる。 不老不死って良いことばかりじゃないか(´・ω・`) 不老不死になるまでが可哀想すぎでした。空太の二足立ち見たい... 和紗さんと緒方さんの話がなかったのが残念(笑)2019/03/31
み
24
さくさくと♪最後の童子の決心で、このシリーズ完了なのかしら?ちと残念。空太にもう逢えないの?どんなヒトに化けるのか気になるし。2019/04/26
ギンちゃん
22
シリーズ7作目の今回は迷家荘の中で今までに無い重大な事件が起きてしまう。事件のきっかけになってしまった女性へと向けた司貴や童子の心からの言葉にホロリとするものがあった。首謀者の彼は今後も関わることになるのだろうけれど、彼にも何かまだ深い事情があるような気がする。今後の展開が楽しみです。2019/01/04