電撃文庫<br> 烙印の紋章XII あかつきの空を竜は翔ける(下)

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電撃文庫
烙印の紋章XII あかつきの空を竜は翔ける(下)

  • ISBN:9784048869836

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内容説明

皇帝グールとの謁見を切り抜けエンデの救援へと向かうオルバ。折しもエンデ軍は大国アリオンの皇太子・カセリアの陥穽にはまり窮地に立たされていた。 一方、帝都ソロンでは皇后メリッサがグールとともに竜神教の神殿に立てこもっていた。膠着した状況の中、ガーベラより帰還したビリーナが使者の役を担うことになる。 それぞれの戦いに臨むオルバとビリーナの運命は!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

17
完結。だけど不完全燃焼感が強いかな。これから更に盛り上げていけそうなのに残念。あとがきに書いてたしれっと新タイトルで再開に期待したいですね。剣闘士オルバからメフィウス皇帝ギルメフィウスになるまでの過程を描く作品としては十分ですが。オルバとビリーナの二人が成長をしこれからの「未来」を創っていくために手を取り合うのはいいなぁ。駆け足だっただけに展開に無駄がなくすっきりとした終わり方だったのは好印象です。今やっているシリーズ終わったらこれの新章やってくれることを待ってます。2014/01/28

ノイス

10
正直やり切って欲しかったところもあるけれど、飽くまで世界の一部を切り取りそこにオルバを主人公に添えただけというスタンスが崩れなかったのは素晴らしい。オルバ周辺の描写に終わらず、三国が本格的に結び付くまでの課程を鮮烈に描き切った、戦記ものとしては至高のシリーズではないだろうか。まだ謎も残っているし、いつか続編が読みたい。2014/08/12

のぶ君

9
表紙の二人は笑っている。この笑顔にこそ彼らの、いやメフィウスひいてはガーベラの未来が透けて見えるようではありませんか?自分の運命を味方につけて這い上がってきた男の言葉は僕の胸に痺れるような衝撃を与えてくれました。貴き少女の語る真摯な夢物語に未来をかけてみたくなりました。人の繰り返す愚かな、でも尊き歴史をこの二人にならば託したくなりました。この物語も結末を迎え、もう彼らと戦場を駆る興奮を共有できないのは寂しいのです。ただ、ただこの先彼らの活躍を夢想する度、僕の胸は高鳴ることでしょう。2012/10/11

静間

8
架空戦記。十二巻にして最後。ついに連合軍がアリオンを迎え撃つ。/多くの人が描いておられるように、後2・3冊欲しい。かなり駆け足。イネーリとか、ヘルマンの件とか中途半端。/それでも、今回はビリーナと皇后メリッサとの直接対決が良かった。皇太子は奴隷の化けた偽物であると言った皇后に対する返答は、前巻でのオルバの葛藤に対する彼女の回答だった。これからもアリオンとは戦うようだし、ガーベラは後継問題があるし、続編希望。ただ、戦記というのは歴史を切り取った物で終わった物を書き記す物ではないので、この最後もありなのかな。2012/11/26

佳蘋(よし)

7
良作。不完全燃焼だけど、この終わり方には素直に感動しました。本音で言えば、あと2-3巻使ってじっくり書いてほしいですが。出来れば続編希望。2012/11/26

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