出版社内容情報
古代から近代の伏見の町を時代ごとにめぐり、「桃山」「深草」「稲荷」「鳥羽」「醍醐」「淀」エリアの歴史や文化、史跡を紹介。
〈あなたの知らない伏見が満載〉
〈日本の歴史が動いた町──伏見の魅力を知る〉
京都市南東部に位置する「伏見」は、「水」をキーワードとしてその歴史をひもとけば、京都でありながら洛中とは異なる独自の文化を育んできたことがわかります。本書では、伏見の町を「黎明期」「古代?中世」「近世」「幕末?近代」の時代ごとにめぐり、「桃山」「深草」「稲荷」「鳥羽」「醍醐」「淀」エリアの歴史や文化を通して、よく知られる場所のほか、今まであまり語られてこなかったスポットを含め、数々の史跡を紹介しています。
内容説明
白河上皇、秀吉、家康、そして龍馬が「時代」を見据えた町、京都・伏見の魅力を再発見。
目次
第1章 黎明期―渡来人たちはなぜ伏見の地を選んだか 深草・稲荷(深草弥生遺跡;伏見稲荷大社;深草・稲荷エリアの見どころ)
第2章 古代~中世―貴族たちが愛でた水辺と名月 桃山・鳥羽・醍醐(山荘と離宮;伏見山荘;鳥羽・醍醐エリアの見どころ)
第3章 近世秀吉で拓き、家康が築いた伏見桃山 桃山・淀(港町・伏見;築城と築堤;伏見城落城/高瀬川開削/淀川三十石船;酒蔵の町;酒造り;桃山・淀エリアの見どころ)
第4章 幕末~近代―伏見の港から日本の夜明けへ 鳥羽・桃山ほか(幕末動乱;鳥羽伏見の戦い;鳥羽・桃山ほかエリアの見どころ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきこ
2
京都は何度も行っているが、伏見には行ったことがない。明治維新の匂いがする場所なのになぜだろうか。そこで本書、伏見について勉強してみる。伏見も始まりは渡来人だが、貴族の別荘地になり、秀吉の城が築かれたころから脚光を浴びる。そして実は秀吉よりも家康の城としての歴史が長い。そして水運に恵まれているところから物流の拠点となり、維新の舞台となるわけだ。鳥羽伏見の戦いもここ。歴史は華やかだが、行ってみると案外地味かもしれない。古い寺しか残っていない。寺田屋があるか。一度行ってみようかな。2016/02/15
myu
0
【図書館本】2016/05/30
みつ
0
写真も綺麗で、あちこち巡ってみたくなります。2016/02/21
わ!
0
話には聞いていたが、やはり伏見という町は、京都とも大阪とも少し違った文化をもった町だと思える(この本にも、まさしく書いてある。)。秀吉が大坂に町を作る際、伏見から商人を呼んだと書いてあったのを、これは京都の商人を呼んだのだ…と捉えていたが、あくまで伏見商人は伏見商人であり、京都の商人とは少し違うことを改めて認識しなければならないのかもしれない…と、伏見を知るにつれて思うようになった。この機にもっと「伏見」を勉強するとしよう。2020/04/01
ARI
0
写真付きでとても読みやすく、楽しい一冊です! 恥ずかしながら。。。「安土桃山時代」の意味が初めて分かりました。。。(^^; 桃山は伏見城があった場所なんですね~。また明治天皇陵がこの地域にあるのも知りませんでした。2018/06/01
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