内容説明
葛城山に突如現れた〈古き者たち〉が繰り広げる血肉の狂宴! そのとき〈翼の民の女王〉は――!?
結城画廊に集められた人々の1人である女子大生・白鳥夏姫は、夏休みを利用してルームメイトの麻生まり子とともに、奈良県の葛城山を訪れていた。バイクの男たちに襲われる2人。しかし、その男たちを古き者たちが襲い血肉の狂宴が――!
一方、東京郊外の団地でインスマウスの襲撃を受けた伊吹涼と安西兄弟。危うくクトゥルーの神の生け贄にされんとする彼らを救ったのは、雄介と因縁浅からぬ葛城財閥の手の者たちだった。葛城邸で当主・天道とその孫娘で雄介が恋い焦がれる女性・あき子から古き者たちの異変を聞かされ、彼らとの戦いへの協力を要請されるのだったが……。
栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タルシル📖ヨムノスキー
22
読みどころは主人公・雄介の元に、変人考古学者の加賀、極左グループだった頃の仲間で、詐欺師の草薙、変装の達人左文字、爆弾の専門家那須、そして弟の竜二率いる脳筋軍団が集結するところ。確かここでほぼ役者が揃ったはず。この中で一番迫力があるのは、史上初、体が大きすぎて新弟子検査をを断られたという相撲部部長の金剛。ここまでくるともはやギャグですね。まだ一度も戦っていないのでそれぞれの実力はわかりませんが。…そういえば全員の見せ場ってあったかなぁ。チーム安西の中では「凡人代表」みたいな立ち位置の涼はいつ覚醒するのか?2025/02/24
aki
7
ついに日本を飛び出した。エジプトへ向かうところで話が終わる。人間、先住者、古きものたちの間で起こっている諍いがどんどん大きくなっていく。雄介たちが作り上げた軍団のメンバーがいかつすぎて想像が追いつかない。話がどんどん大きくなっているけど、いろんな謎を解明するところまではまだいっていないかな〜という感じ。4巻が出てるのを見つけてすぐ買ってしまったので読みまーす2015/09/13
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