海に生きる人びと

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¥2,640
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海に生きる人びと

  • 著者名:宮本常一
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 未來社(2015/07発売)
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  • ISBN:9784624221034

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内容説明

四方を海にとり囲まれているこの国の歴史において、その文化形成に果した海洋民の役割はどのようなものだったのか。歴史において欠落しがちなこの重要な分野に光を当てる書。

目次

一 旅で死んだ漁民
二 狩猟と漁撈
三 海人の里
四 安曇連
五 内海の海人の生活
六 東国の海人
七 角鹿の海人
八 船住い
九 鐘ヶ崎の海人
一〇 対馬の海人
一一 舳倉の海人
一二 壱岐の海人
一三 志摩の海人
一四 官船と水夫
一五 海人の陸上りと商船の発生
一六 エビス神
一七 和寇と商船
一八 局地通航圏
一九 松浦一揆
二〇 捕鯨と漁民
二一 家船の商船化
二二 佐野網方
二三 小豆島・塩飽諸島の廻船業
二四 菱垣廻船・樽廻船・北前船
二五 海と老人
二六 零細漁民の世界
二七 舸子浦
二八 遠方出漁

 あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

33
五島の江戸期の過去帳に、郷里の出身者を見つけたエピソードから、海に生きる人びとが移動し、漁法を伝え、商売に取り組んできた歴史の豊かさを記していく。「元来、海に生きる人びとの社会は実力本位」!身分や出自より、どれだけ船を操れるか、漁をよく知り成果を上げれるかが重視される社会。廻船業者も同様。タテの関係が優越する武士の世界とは異なる、漁民・商人のヨコへヨコへとつながる関係。これもまた日本の持つ伝統。◇江戸はじめの造船禁止のインパクトの大きさ、一方でテグスや捕鯨など技術伝播の速さ。相変わらずヒントにあふれてる。2017/07/04

fseigojp

18
対馬の話とか、テグスの話とか、知らないことばかり ただ航行法の話は少ない 基本的には沿岸漁業が中心2015/10/01

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