私の日本地図 第8巻 沖縄

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私の日本地図 第8巻 沖縄

  • 著者名:宮本常一/香月洋一郎【編】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 未來社(2015/06発売)
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  • ISBN:9784624924935

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内容説明

原書は昭和45(1970)年刊。宮本常一がはじめて沖縄の地を踏んだのは、沖縄が本土復帰を3年後にひかえた昭和44年であった。沖縄離島振興協議会から講演依頼をうけて行ったわずか6日間であったが、おとずれた先々で、沖縄の現実・現状をみつめ、今後の沖縄はどうすればよいかを考えるための旅になった。写真257枚。

目次

沖縄と私

1 那覇
2 那覇から摩文仁まで
3 糸満
4 保栄茂
5 慶良間・粟国
6 久米島をまわる
7 基地付近の町
8 津堅島
9 浜比嘉島
10 伊江島へ
11 琉球博物館

 沖縄雑感
 解説 宮本常一の沖縄の旅(上江洲均)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

25
宮本の見た復帰直前の沖縄。島尻の戦跡を巡ったのちは、離島振興政策の接続目的だったこともあり、6日の滞在で慶良間・久米島に津堅・浜比嘉、伊江島まで精力的にたどる。戦争被害からの、島人たちの意欲による復興への讃嘆と共感のことばがとても暖かい。◇琉球博物館で当時応対した上江洲の解説のおかげで、宮本の提言が港や水の整備に関してかなり実現したことがわかるが、対照的に基地からの脱却の進展のなさは際立つ。同じように飯を食うでも、経済活動自体が二次的な効果を生むには生産に立脚することが必要という指摘は普遍性を持っている。2016/12/30

HANA

10
沖縄の本土復帰前に書かれたもの。著者の滞在が短時間だったこともあり、書かれているのは沖縄本島とその周辺、先島諸島までは筆が及んでいなかった。内容は戦時中の話と在日米軍が中心、この辺今も昔も語られることは変わらないように思う。最後の部分が沖縄のこれからについての提言となっていて、ここでは現在まで続く問題も提起されており、沖縄や孤島の問題の根深さを感じさせられた。解説は主に40年前と現在の違いを書いていて、関係者や関係各所のその後を知る上で非常に面白く読めた。2012/05/17

Hiroki Nishizumi

4
1969年の記述や写真なのに、あまり違和感なく読めた。内容としても今でも通用しそうなところがある意味問題だと思う。2014/05/14

Ataru Matsuyama

0
宮本常一の見た本土復帰前夜の沖縄島を中心とした地域の記録。短い滞在日数の為、一読者としては喰い足りない感は強いが、その提言はまだまだ有効だ。2012/06/01

徳島の迷人

0
島人が働きものだから故郷から出て行き、故郷が荒れる、というような文章が印象に残った。2021/02/28

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