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内容説明
時は明治。文明開化とともに「怪」と「陰陽師」の存在は不要とされる世の中になっていく。怪が見える貸本屋の主人伊織は、違式怪異取締局に隠れて怪を助ける相談所として日々暮らしている。そんな中、取締局内では怪退治の強硬路線を主張する鷲沢と都築の弟・辰二郎が実権を握ることに。都築(兄)の相棒だった仙石は、西から呼び戻された謎の陰陽師とコンビを組み怪退治の任務へ……。果たして、渦中の向ヒ兎堂はどうなってしまうのか……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
98
怪たちを取り締まる違式怪異取締局は、内部分裂を起こしたために、何やら不穏な動きを起こしはじめる。しかも、町では、巨大な白い虎があやかしを食べている姿まで目撃されるというあり様…。しかも、そこには陰陽師が関わっているというのだから、穏やかな話ではない。付喪神のかわいい鈴彦姫や、二頭身でキュウリを食べる河童なんかを見ていると、とても悪事をはたらくようには見えないんですよね。人の世と共存し、人間に愛着すら感じているあやかしに悪い者はいないんじゃないかと思ってしまうんですよね。2014/08/23
どんぶり
53
もう~絵が可愛い。猫銀に癒やされる。あやかしもいちいち可愛くて和んでしまいます。それとは裏腹に、物語は暗く怪しい雰囲気に。正直、物語の主体というか本題が未だにわからないのですが、ついつい読み込んでしまいますね。日常っぽいほのぼのとしたお話の中に、物語のメインとなるべく物事が織り込まれてくるので自然と読んでしまうというか。でもやっぱりこの作品の最終目的がわかりません(笑)そういうことに重きを置かずに楽しむ作品なのかもしれませんが(^^`)雰囲気と絵が好きなので、これからも楽しみにしてます。2014/09/06
ブックマスター
50
河童が可愛い!!まずはコレですね(笑)それを見つけた時の銀とか、河童を捕まえた子供たちとか市ちゃんとか、幼い頃の伊織たちとか…とにかく可愛いものがたくさん詰まってました。それと共に違式怪異の謎も少しずつ明らかに。そして兎堂の秘密が仙石にバレつつあり、はらはらドキドキです。このお話、まだまだ終わって欲しくないですね。続きを楽しみに待ちます!2014/09/17
あっちゃん
48
仙石にバレそうになってちょっと敵視してたけど、最後のでちょっと見直しました。都築さんかっこいい!やっぱりこれから信用できる人達になっていくのかな。そして伊織と兎崎さんの出会いが明かされました。伊織はわざと兎崎に残ったんですね。意外に意地っ張り(笑)識はどうして迎えに来なかったのか、今後どんな風に関係してくるか、気になります。2014/08/11
wata
37
河童の「亀七」が可愛くてっ♪!唱猿が「かしこみ~」って手伝って兄弟に会えた時の亀七の顔が満足そうで良かった(^^)2015/07/19