ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 007/死ぬのは奴らだ

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ハヤカワ・ミステリ文庫
007/死ぬのは奴らだ

  • ISBN:9784151713521

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内容説明

ボンドの今回の標的は、全米の暗黒街を牛耳る男ミスター・ビッグ――彼はジャマイカから大量の古代金貨を盗み出し、世界の金相場を狂わせようと企んでいた。Mの指令を受けたボンドはニューヨークへ飛び、旧友のCIA局員ライターとともに調査を開始した。だがやがて、敵の罠に陥ったライターは瀕死の重傷を負い、ボンドも絶体絶命の窮地に! 鮮烈なヒーロー、ジェイムズ・ボンドの名を確立した初期の傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

157
007シリーズ第二弾。宿敵スメルシュの手先でもある、アメリカの黒人犯罪王が今回の相手。良くも悪くも出来すぎな、007テンプレが色濃く出た最初の作品。不気味な宿敵、怪しい孤島、現地に到着してすぐに「無事でいたければ手を引け」と警告してくる敵と対面、そしてボンドに首ったけな美女。映画と違ってそれほどタフガイでもないし格闘に長けてもいないんだな。かえってそれが効果を出してアクションを面白くしている。2022/02/22

せ〜ちゃん

13
★★★★★ 007シリーズ2冊目。2020/09/16

あおさわ

6
ミスター・ビッグの狂い方が残虐のみ強く印象付けられます。命狙われてる割にはボンドもなんか呑気な感じ。2011/05/03

餅屋

4
「ジェームズ・ボンド」シリーズ第2作▲ブードゥー教の教祖と恐れられ、世界でも一番有力な黒人犯罪王〈ミスター・ビック〉がソ連スパイ組織の資金源としてジャマイカから大量の古代金貨を持ち込んでいる。ボンドはNYに飛ぶが▼犯罪王ブオナパルテは情報部上がりで手強く、時代背景が映えます。ハーレム地区のスパイ目線での細かい描写はなかなか素晴らしい。セント・ピーターズバーグへの鉄道移動は旅情豊か、ジャマイカ島はカリブな海賊感が充分出て魅了します。ボンドが素朴で人間味あふれています。ハードボイルドで満足の一作(1954年)2021/11/11

シュクル

4
イアン・フレミングの007シリーズ二作目が今作です。前作「カジノ・ロワイヤル」からの因縁の組織「スメルシュ」の一員、黒人マフィアが今回の敵です。海外小説らしくやはり読むには若干難し面もありますが50年以上前の話なのに今読んでも十分に楽しめました。ちなみに映画ではロジャー・ムーアが初めてボンド役として出演した映画(シリーズとしては八作目)が今作です。イアン・フレミングが書く原作のボンドは映画の無敵で自信満々で女たらしのイメージと違い実に人間味溢れる男として書かれています。最後に涙を流すボンドに感動しました。2017/12/29

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