ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 007/ゴールドフィンガー

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ハヤカワ・ミステリ文庫
007/ゴールドフィンガー

  • 著者名:イアン・フレミング【著】/井上一夫【訳】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 早川書房(2015/02発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151713514

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内容説明

英国情報部員ジェイムズ・ボンドは、オーリック・ゴールドフィンガーと名乗る謎の男と出会い、男がカードでいかさまを働くのを見破った。が、黄金を異常に愛するこの男の正体とは、巨大な犯罪組織を牛耳る怪物だったのだ。やがてボンドは、ゴールドフィンガーが企む恐るべき犯罪計画に単身闘いを挑んでいく! スパイ小説史上もっとも有名なヒーローが、華麗な活躍を見せる永遠の名シリーズを代表する傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

271
シリーズ7作目(私にとっては2作目)。第1作の『カジノ・ロワイヤル』では抑えられていた冒険活劇といった要素がここではふんだんに駆使される。どうやら、シリーズはそういった方向への進化を続けてきたようだ。原作が先にあって、映画化されたのだろうが、本作は映画をノベライズしたかのような趣き。スリリングといえば、そうなのだろう。そしてタイトル以下、全編これゴールド尽くし。しかも、500トンもの金塊強奪と、設定も大盤振る舞い。もちろん、豪華な美女たちも登場。だから、少々の(?)ご都合主義には目をつぶろう、諸君。2017/06/15

遥かなる想い

173
映画の原作だが、ジェームズボンドが 健在である。 映画と違い、派手なアクションがなく、 ボンドガールが 映像的でないのが難点だが、ヒーロー物は 安心して 楽しめるのが、気楽で良い。 007は爽快な大人の童話だそうだが、 懐かしさを感じるプロットだった。2017/10/30

absinthe

156
かなりの長編。何度も繰り返し対決するのが楽しい。カードの対決、ゴルフの対決、敵地潜入、犯行現場同行…、さらに終わったと思わせながらおまけの対決まで。これは楽しい。007作品は通俗的で、真面目なル=カレやフォーサイスを見倣うべきだ等の意見もたまにみるが、この通俗性が楽しめなければ007は最初から読まない方が良いだろう。イカサマを見破り追い詰めた敵に向かって「一等車を手配してもらおう。高級シャンパンとキャビアのサンドイッチを付けて。それからこの美人金髪秘書を一晩貸してもらおう。」と主人公に言わせてしまうのだ。2022/04/26

ケイ

122
007はこれで四冊目かな。どうも私には合わないようだ。メキシコからの帰りによったマイアミのカジノ。そこで対決した男が、偶然にも本国に帰ってからのターゲットとなる。絡むのは金塊で、東西冷戦も絡み…とすすみ、思い切り派手な舞台が用意されている。ワクワクする筋書だが、読んでいてキツいのは、おそらく私がボンドを男として嫌いだからだろう。そしてボンドの書かれ方。ひたすら、ボンドはこうした、ボンドはああした…とボンドの名前が何度も出てくる。原作もこうなのだろうが、もうボンドはよそうかなと思った。2016/09/20

NAO

60
第三部以降のゴールドフィンガーの冷酷無比ぶりや、一部や二部を読んでいて思い浮かぶ彼を取り巻く周辺の環境等も含めた上でのゴールドフィンガーの人間像との相違を考えると、前二回の彼の多額の金額をかけている割にはちゃちで簡単にボンドに見破られてしまういかさまは、ボンドを自分のもとへ引き寄せるための故意に負けているのではないかと深読みしたくなるほどだ。ボンドの行動も場当たり的な印象を受けるのに、最終的には、ヒーローは悪を懲らしめ美女を助けている。小説というより、漫画に近いかも。2017/08/30

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