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内容説明
オスマン帝国の若き皇帝・スレイマン。その側室と忠臣でありながら互いへの想いを断ち切れずにいるヒュッレムとイブラヒム。二人はヒュッレムが命を狙われたことをきっかけに一夜を共にし、ついに結ばれる。そんな中、さらなる勢力拡大のため、イブラヒムを伴い、ロードス島に向け遠征を開始したスレイマン。一人、後宮に残されたヒュッレムの身には予期せぬ事態が待ち受けていた―――!?ますます目が離せない!篠原千絵、渾身のロマンサーガ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フェリシティ
39
表紙のエロと帯の激しいネタバレは置いといて(笑)、ほんと面白い。こういうドロドロ愛憎劇は大好きでっす!ヒュッレムはせっかくイブラヒムと気持ちが通じたのに、このタイミングでの懐妊は複雑ですね。私は史実を知らないので、イブラヒムの子なの?スレイマンの子なの?とドキドキです。ギュルバハルだって後継者争いに負けたら息子が殺されるのだから必死。ギュルバハルは「天は赤い河のほとり」のナキア王妃によく似ているなぁ。「生き残るために必死で手に入れたこの地位、手放すものですか!」という部分が。毎度ながら絵に色気があります。2014/08/08
kumicom
35
ヒュッレム懐妊って!これからどんな風にどこに進んで行くのー!?いきなり登場してきたメフメトは本当に味方なのかも気になるなあ。初期の頃はイブラヒムファンだったけど、最近すっかりスレイマン派な私です。2014/08/25
をよよ
25
ギュルバハルの小物感が噴出した1冊だったかと(好きだったのにな…泣) それにしても…誰の味方もしないなら、母后さまは何のために後宮に君臨しているのかと、『物語を俯瞰する読者の目線』でそう思いました。 そもそもこのお方、帝位につけなかった皇子は、即位した兄弟に殺されるという掟を、どう捉えているのか。ひじょうに気になります。 母后さまには、現皇帝以外に男の子はいなかったのでしょうか。史実を知らないので間違っているかもしれませんが、いたような気がします。(ハディージェもいるので) 2015/11/09
るぴん
25
母からの借り本。ヒュッレムの懐妊によって、第一夫人ギュルバハルとの争いはさらに激化。暗殺犯を仕向けるくせに、お互い笑顔で会話するって、女の闘いは怖ろしい〜( ̄◇ ̄;)しかしお腹の子どもはどっちの子なんだろう?新たな登場人物・小姓のメフメトも何か怪しいけど、やはり一番わからないのはスレイマン様だ。どこまで感づいてるのか察することができないから不気味…。2015/01/26
どあら
22
早く続きが読みたくなる展開ですね♪ 楽しみに待ちます(*^^*)2014/08/29