内容説明
「不幸だ……」真夏の夕暮れ。補習帰りにジュースの自動販売機に金を呑まれた上条当麻はそう呟いた。「ちょろっとー。なにやってんの、アンタ?」カツッと革靴を鳴らしながら、御坂美琴は上条に声をかけた。「お姉様?」その後、美琴に顔形そっくりの御坂妹がやってきた。三人の出会い。それが、事件の幕開けだった。一方通行と呼ばれる超能力者が起こす殺戮劇の、幕開けだった――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おやぶん
4
今回は当初からやたらと主人公を目の敵にしてきた御坂美琴がヒロインとなっています。 タイトルのインデックスはほぼ登場せずと言う巻。 さらなる高みを目指すための人体実験などむかむかするような内容が今回は多かった。 とはいえ、不幸の象徴である主人公当麻は変わらず熱い男であり今回も魅せてくれました。 アクセラレータという最強の敵は今後も敵対して行くんやろうか。また先が気になりますな。2017/02/08
愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
3
【ココロの琴線に触れたコトバ】「だからこそ、でしょう。常にリーダーであり続けるお姉様には、輪の中心に立つ事はできても、輪の中に混ざる事はできない。人の上に立って。敵を倒す事はできても同時に敵を作る事は避けられない。――そんなお姉様にとって重要なのは、自分を対等に見てくれる存在と、まぁこんな所だと思いますのよ」2015/01/05
なーちゃま
2
シスター量産化計画。しんどい。でもこれがあったから一方通行と打ち止めの愛があると思うと、経なければならない歴史。2022/01/25
さとう
2
絵がかわいい2016/01/27
桔梗屋
2
御坂さんの背負ったものが重過ぎるだろいきなり…てか、俄然『超電磁砲』読みたくなってしまうじゃないか。そして、当麻の「記憶喪失」ってのを隠し通そうとするあり方は、相当無駄にしんどいと思うのだが…どこまでもたすんだこれ。敵の設定は今回も面白い。2015/10/22