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内容説明
徳川家康、最大の危機である三方ヶ原の戦いの行方は!?
そして戦国の巨星・武田信玄の快進撃、織田家滅亡の危機は果たして!?
さらには浅井長政・お市夫婦の絆と運命を描ききった必読の第9巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くりり
52
「市は、長政どのと共に死にます。」2番目とはいえ、愛する長政を説得できずに辛かっただろう。何で裏切ったかなぁ?2014/11/30
憲法記念日そっくりおじさん・寺9条
50
三方原で徳川家康は武田信玄に敗退。大喜びの足利義昭将軍。信長ピンチ。しかしラッキーな事に武田信玄が死ぬ。他人様の死をラッキーと言うのは良くない事だが、信長にとってはラッキーに違いないのである。信長潰しに熱中する足利義昭を裏切る細川藤孝。厭な奴に描かれがちだが、はたしてそうなのだろうか?。戦国には普通の事だ。足利義昭は追放。そして朝倉滅亡。浅井長政もいよいよ。この漫画の魅力の1つに、お市の方のキャラクターがある。奇人女性なのだが、そんなお市と浅井長政の別れは切ない。そして少し残酷。二人の娘達が可愛らしい。2016/09/07
あん
48
三方ヶ原の戦いから室町幕府滅亡、小谷城の戦いまで。そして浅井家滅亡が描かれています。浅井長政とお市の関係と、信長とお市の関係、信長と長政の関係が絡み合い、三者三様の思いが切なくなる巻でした。2016/02/02
645
40
いやぁ、読み終わり改めて表紙を見ると目頭が熱くなります。長政の最期に際し、お市が死を覚悟して見せた夫への愛と織田家・信長の妹として呼びかけに抗う事の出来なかった現実。どちらもあの実直な性格のお市の行動なだけに心に響くものがありました。娘たちへかけた言葉がまた良いですね。“信玄の死”を皮切りに大きく戦況が動いた。多くの降伏宣言、将軍陥落や朝倉家・浅井家の撃破。時代が信長を中心に変わり始めている、その流れをより世に知らしめ確信付けたのは間違いないだろう。おゆきがこれから取る行動は一体?恋愛面でも気になる(笑)2013/09/05
夜の女王
40
☆☆☆ 三方ヶ原の戦い~一乗谷の戦い、浅井朝倉滅亡まで。本田忠勝カッコいい♪。山岡荘八『徳川家康』以来、彼のファン。信玄死亡でこの前に読んだ『紅と剣』を思い出した。この男の死で井伊家は滅亡を逃れ、信長の運も開ける。死ぬことで歴史を変える男というのも珍しいかも。が、今回のメインはやっぱりお市。子供たちを逃した後、長政と共にあろうとするお市が信長くんの呼びかけで振り返るシーン・・・お市の切ない表情。彼女を描いた小説・ドラマは数々あるけど、これは秀逸。ここまでで一番心に響いた巻だった。2013/08/18