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内容説明
現実からの逃亡。
すべてを捨てた少年少女は幼い頃に交わした約束の地へと向かう。
また一方で明らかになる彼の隠された過去。
いま、漫画表現の極北へ――
或る街に住む少年・プンプンの衝撃悲喜劇!!待望の第12巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
多田幾多
43
二人に赦されたのは、ささやかな日常ではなく、ありふれた日々でもなく、逃げられぬ、圧倒的絶望と未来。堕ちる。堕ちる。どんどんと、無意識に、真っ黒な奈落へと。或る者は自ら堕ち、或る者は堕ちているのを知らず、また或る者は…それを、ただ見つめてる…。まさに、”すべての望みを捨てよ”だ2013/07/20
kanon
42
最終巻直前の巻。今回のプンプンは、なんかこんな感じ。黒い。角生えた。なんでこんなに胸糞悪いのに先が気になるんだろうなあ。めちゃくちゃ、である。いや、でももしかしたら胸糞悪いがこそ、こんなに面白いのかもしれない。いや、本当は胸糞悪くなるはずの物語でもなくて、何か伝えたいことは別にあって、もしかしたらハッピーな話なのかもしれない。でも自分は感想として胸糞悪いと思っていて、めちゃくちゃ面白いと思っていて、だからそれで良いのかもしれない。面白いのに理屈などいらない。だってペガサス関連の話全然意味分からんし笑2013/10/08
まふぃー
37
初めて読んだ時(1.2巻)まさかこんな展開になるとは11巻だけど気持ち的には30巻ぐらい読んでる気分。いよいよフィナーレ!どう着地するんだろう…2020/03/22
Vakira
28
愛ちゃんの愛、狂気。そういえば最初の小学生の頃から「約束やぶったら今度は殺すから」って言っていた。昔からその気があったんだね。そうかこの狂気、昔し見た映画「ベティ・ブルー」のベティの愛を思い出した。罪と愛の逃避行、破滅しか見えず、せつなく苦しい。逃避行のドラマにさっちゃん、三村のプンプン捜索劇が交差する。この物語愛するが故の偽りだったり、行為が故の偽りの愛だったり、愛と偽りがKeyの様な気がする。愛子ちゃんの偽り、やっと言える。でもプンプンは大人だもんそんなことでは腹を立てない。むしろ守ってやるんだ。2015/12/05
にく9
19
小学生の頃の二人の関係から、まさかここまでこじれるとは想像もしなかった。作者はラストに向けて何をめざしているのか。 愛情の形っていろいろなんだろうけれども、この二人の間にあるものも愛?2015/01/07