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内容説明
時は1980年代初頭―
近い将来、ひとかどの漫画家になってやろうともくろむ
焔燃(ホノオモユル)は、アニメ制作者としても
革命を起こしてやろうと野心をたぎらせていた!
そして芸大恒例の自主映画発表会にて、ついに!
彼の革命的(!?)アニメ作品が上映され…!?
熱血芸大生の七転八倒エレジー、
創作の深淵をかいまみせる第10巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くりり
36
アホに目覚めた、いやアホを自覚したホノオ。さすがです、トンコさん!2015/08/21
ぐっち
26
表紙すら庵野秀明。今回のモユルの黒歴史っぷりがつらい。今だから描けるんだろうな~。アホになれ!「タッチ」連載開始まであと7日…そのヤマト風なカウントダウンに何の意味が…。2014/08/13
トラシショウ。
25
三ヶ月を費やしたホノオの渾身の自主アニメ「未来からの使者」が遂にファーストピクチャーズショーで上映される。人よりもずっとアニメに詳しく、ずっと魅力について考え、ずっとアツく語って来た筈の自分の作品がウケない筈がない。その根拠なき自信が、頭の中だけは偉そうなメンタルが、若者特有の肥大した自尊心や矜持が、世間があだち充「タッチ」連載開始の活況を尻目に粉々に打ち砕かれる。かつてない程に意気消沈するホノオの心が再び奮起するのは、それは・・・。トン子さんの的外れな筈の助言がなかなかに沁みるなぁ(以下コメ欄に余談)。2017/06/15
MAEDA Toshiyuki まちかど読書会
25
kindle。再読。上から目線のあだち充漫画の分析が面白かった。2016/08/16
ぐうぐう
17
憧れの名作名場面を、そのままストレートに作品中に模倣し、自分の拙さを模倣作品へのオマージュで埋めようとするホノオに対し、庵野トリオは真正面から憧れ作品とがぶりよつで向き合い、自らの拙さを逆手に取り、笑いを誘発させ、その姿勢はやがてパロディを超越したオリジナル作品へと昇華させる。3ヵ月を費やした自主アニメにおいてではなく、『さよなら銀河鉄道999』の予測ストーリーを描いたらくがき帳において、ホノオはやっとこ自らの武器に気が付く。「俺はアホでいかせてもらいます!!! アホで!!!」2013/06/18