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内容説明
天才指揮者・ひびきの作りだす音楽に魅了された秋央は、ひびきのオケのコンマスを目指して日々精進中。そんな中、秋央はコンクールに出る事に。一次審査は通過するが…!?さらなる高みを目指す音大生たちの青春ストーリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン2号
6
コンクールは、いつもは周りに流されてしまう秋央なのに、ひびきの「楽しんできて」の一言とおまじないで自分が今できる精一杯を表現できてしまった。如月先生の意図をはるかに超えた成果があったわけだが、それには秋央の夢が大きく影響してるとは先生も知らんだろうなぁ…。その後は病院の慰問演奏。人前で演奏することの楽しさ。そして次はひびき。学生オケを相手にシューマンの交響曲第3番を指揮する。彼女は21Cオケの時のようにこうすれば、ああしとけばを残したくないため、まるで須賀川先生のようにダメ出しの連続…。2017/12/30
参謀
3
自分の立ち位置を確認する学生のコンクール、音楽奏でて得られるものを感じられたボランティア活動、いかに自分が音楽と真摯に向き合えていなかったかを思い知らされた老獪な音楽家の再出発などがこの巻では描かれています。これも地味ながらもよく続いていますね。音大の学生を真面目に丁寧に描いているからかもしれません。やっぱりこの作品が好きな人は『ドラフィル!』を読んでほしいなぁ。2013/07/05
chunden
3
普通のお客さんからの暖かい拍手、これ程活動意欲を掻き立てられるものはないのでは?クラシックはある意味閉鎖的なコミュニティの中で活動してる面があるので、そことのせめぎ合いだよね。ついでに、指揮者がやりたい事がありすぎて時間配分を間違える、忘れるっていうのも割とありがちな事。でも、それをコントロールしてこその指揮なんだよなぁ…時間配分できない指揮者に当たった時、練習中に何度「あの指揮者殴ったろか!」って思った事か。この作者は結構そういう「ツボ」なところを書いてくるね2013/04/02
どん
2
続き1年ぶり。コンクール編!2023/08/16
ミヤマ
2
秋央の演奏シーンを見ていて、物事を楽しむには集中するのが大事だと思い出した。往々にして楽しめないのは、人の目だったり時間だったり、没頭することができないときだと思う。時間も人の目も気にせずに、ただ自分と対象だけがそこに存在するとき、人間の精神は解放されて、心の底から楽しむことができるのだろう。秋央の場合はそれが音楽だったのだけど、なにかひとつそういうものを持てると、他人に振り回されがちな人生も楽しくなるのではないか。2013/04/17