明治緋色綺譚（６）

著者名：リカチ【著】

講談社（2013/08発売）

• ISBN：9784063803723

内容説明

自分を恨み傷つけようとする春時（はるとき）に疑問を抱く鈴（すず）。兄の過去に何があったのか？　その答えを知ったとき、鈴は津軽（つがる）との別れを考えはじめる。兄の気持ちを知るため鈴は春時の心に触れようとする。だが、自分に近づいてくる鈴に対し春時の心は――！？　そんな折、屋敷に見慣れぬ男が現れる。鈴に笑顔を見せるその男は、春時の知り合いだと言うが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[くりり]

春時の闇が明らかにされる。自分の矛盾も鈴への気持ちも分かってない。そんなとこに、ラスボス？遠峰登場！

2015/05/16

[wata]

お兄さんの悲しい過去。育て方次第で子供は悪魔にもなる。鈴ちゃんの力を借りて兄を助けようとする下男、何か企んでいそうな男の登場、鈴ちゃん頑張れ。

2015/04/05

[吉田あや]

佐之次が語る桐院家の過去。すべてを背負い辛く苦しい日々に春時の味方として生まれてきた"魔を退け 幸せを呼ぶ"「鈴」ちゃんの存在。ますます禍々しい人物、遠峰も現れて鈴ちゃんの前途が過酷すぎるっ。「助けるのは常に私でありたい」自覚なく、自分の核となる気持ちをさらりと告げる津軽。恐ろしき天然小悪魔系男子!

2014/02/14

[すい]

遠峰さん登場。ちょっと不気味な人だけど、幼い頃の春時を助けようとした人だよね？だから良い人ということにはならないけれど、なんだか複雑なことになりそう。早く津軽と鈴ちゃんが一緒に暮らせますようにと祈らずにはいられない。

2016/09/08

[フキノトウ]

小さい頃の、春時を誰か守ってやってー。でも、春時の幸せを誰よりも祈っている左之次がいてちょっと、救いがあります。遠峰、なんか不気味です。

2013/12/10