GA文庫<br> 異能バトルは日常系のなかで

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GA文庫
異能バトルは日常系のなかで

  • ISBN:9784797369915

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内容説明

俺を含めた文芸部の五人は半年前、とてつもない能力に目覚めた。そして壮大なる学園異能バトルの世界へ足を踏み入れ――なかった!? 「なんも起きねえのかよ!」 異能に覚醒してみたものの、日常は完全無欠に平和だ。世界を滅ぼす秘密機関などない! 異能戦争もない! 勇者も魔王もいやしないっ! だから俺たちはこの超級異能を、「黒炎の龍にヒゲ生やせたーっ!!」 気軽に無駄遣いすることに決めた。 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

流言

69
『能力で生き物を生き返らせていいのか?』『能力で生き物を作り出していいのか?』異能に目覚めた少年少女には倫理観を育む激しい戦いも価値観を示す頼もしき指導者も思想的対立を刻む憎むべき怨敵も訪れない。『日常』を舞台に異能を向き合うことを余儀なくされた高校生を描いた異色作。テーマである『中二病』という言葉は何度も出て来ては揶揄されているが滑稽に感じると同時に自分にもこういう気持がかつてはあったのだと思い出して心がこそばゆい。ずば抜けて能力が脆弱な安藤も道化ではありつつもいざという時には魅せてくれる好青年である。2014/11/25

Yobata

53
異能の力に憧れる厨二病全開の安藤寿来。しかし半年前のある日、所属する文芸部の部員と共に本当に異能力に目覚める。ついに異能バトル展開に突入かと思いきや敵は全く現れないし他の部員に比べ使えない能力の寿来の日常は変わらないまま…そんな異能バトル(?)ギャグコメディ作品。発想,世界観,キャラ設定といいセンスしてると思う。厨二病全開の少年が本当に異能に目覚めちゃうけど全くバトル展開にならない話。キャラも厨二病全開の寿来,その厨二に不本意にも理解出来てしまうツッコミの灯代,幼馴染という本来なら一番近い距離なのに→2013/11/27

SPICA

48
アニメ未視聴ですがあらすじと絵柄で購入。ギャグとパロディと圧倒的厨二力が大量に入ったラブコメですがパロ多すぎで好みが分かれそう。「生徒会の一存」が嫌いだときつそう。突然異能に目覚めた文芸部の5人の話ですが、その直後の行動や考察がリアル。急に世界を変えられる力なんて手にしたら怖いわな普通。タイトルで「異能バトル」と銘打ってるし裏で何か動いてそうだし、バトル方面には行くのでしょうが緩い空気が保たれればいいなあ。ストーリーは面白くなりそうなので次巻も読みます。主人公は厨二ながらも感じはよく、あと灯代が可愛い。2014/11/25

異世界西郷さん

45
アニメを見て、「美玲会長ぶひいぃぃぃぃぃぃ」ということで読んでみました(え。てか、美玲会長の立ち絵がないって、どういうことよ……。なんて思いつつも、内容は面白かったです。たぶん、厨二の授業なんてものがあったら、この本はきっと文科省の認定を受けられるのではないかというくらい、厨二やメタ発言のオンパレードでした。しかし、それでも面白く感じるのは作者なりに考証や考察を行っているからだと思います。異能の力に悩む少年少女の気持ちがよく現れていたと思います。2巻も美玲会長が出てくるのでしょうか。早く読みたいです。2014/10/30

アウル

43
アニメは数話だけ見てレコーダーの中に放置中。面白かった。半年前に突如として異能に目覚めた文芸部5人はバトル展開に巻き込まれ――無いまま、異能を使いながら全力で遊ぶ話。厨二全開な主人公が結構イタイんだけれども、時折発する発言が良すぎてカッコいい。パロネタ豊富だし、いろいろと笑わせてくれるネタも多く楽しんで読めた。2015/06/10

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