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内容説明
羽柴秀吉(はしば・ひでよし)の軍勢二万が、因幡(いなば)鳥取城を包囲した。一方、孤立した鳥取城中を束ねるは、毛利家随一の名将・吉川経家(きっかわ・つねいえ)。互いの顔が見えるほどの至近距離に対陣した名将同士が、かつてない“補給合戦”に挑む!! “人を動かす天才”羽柴秀吉による鉄壁の築城包囲戦……鳥取城渇(かつ)え殺しの凄惨なる結末とは!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たくろうそっくりおじさん・寺
15
一冊丸ごと鳥取城兵糧攻め。しかし秀吉ってのは良い上司。アクが強い有名登場人物達の中では唯一リラックスできる。しかしこの秀吉もいずれは朝鮮出兵の暴君になるのかと思うと感慨深い。吉川経家という見事な武将が爽やかである。毛利戦が落ち着いた所で武田家との戦いへ。そういや武田ってまだ滅んでなかったのね(笑)。2013/07/03
maito/まいと
7
“信”を根幹に置きながら、全てを背負ったが故にやってしまった吉川経家。欲を否定せず、欲に左右されながらもどこかできっちりつながりあう羽柴家。鳥取城攻防をまさに次代を担う合戦と見立てた著者のすばらしさ。そして現地を見聞し、鳥取城と羽柴家陣所の近さを作品のポイントに据えたチョイスが見事!三木城攻防の長さを反省にしたという遠大な戦略と、一巻内で鳥取城攻防を終わらせた、というエビデンスの魅せ方もハマりすぎ、まるで出来すぎたビジネス小説のようだ。結果でいくと、信長を介入させなかった決断が秀吉を救うことになりそうだ。2018/09/19
ニャー
4
教科書だとほんの数行で書かれていた鳥取の兵糧攻めが細部まで描かれていた。吉川経家…漢だなぁ2013/06/10
向ヒ兎
4
三成の「で・す・か・ら~」がかわいい。権兵衛が秀吉の言葉そのまま真似してるのもかわいいなぁ。この館読んでると特にリーダー論や組織論の内容が思い出される。秀吉本当にカッコいい経営者だ。戦いの時に地図で場所と陣形出してくれるの分りやすくて有難いな。マンガはこうでないと!次巻、第三部も楽しみ!2012/05/13
池野恋太郎
3
再読。相変わらず権兵衛が取って付けたぐらいしか出ずもはや太閤立志伝。権兵衛の活躍が見たい。2022/01/03
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