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内容説明
仙石(せんごく)らが補給路の分断に尽力する中、三木(みき)城は兵糧攻めにより陥落寸前。羽柴秀吉(はしば・ひでよし)の播州(ばんしゅう)攻略は大詰めを迎える! 一方、信長(のぶなが)の総攻撃開始の風聞に石山本願寺は大きく揺れていた……。和睦退去か、徹底抗戦か――岐路に立たされた法主・顕如(けんにょ)が、本願寺の未来を拓くべく決断を下す!! 播州攻略編&本願寺焼塵編を完全収録!! 信長vs.本願寺の十年戦争、決着の時!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
地下アイドル(芸名・明石駅キセル)・寺
15
救出された黒田官兵衛、秀吉の軍師に。この時代に軍師ってなかったって話もあるが。信長の朝廷権力奪取の野望。そして11年に渡る石山本願寺との戦いの終結。ここでの顕如上人の格好良さ。顕如は顕如でこの時代のカリスマなのだと思わされる。戦国大名と対等に渡り合った宗教家なんてこの人だけだろう。その魅力を改めて再発見させて貰った。2013/07/02
凛
4
本願寺、和睦退去。もっと酷いイメージがあったけど、割とアッサリ。顕如の最終結論には心を打たれた。いい演出。そしてまさかここでお蝶が出てくるとは思わなかった。2014/04/10
ショウヤ
4
今巻は三木城陥落~本願寺退去まで。「国を保つには革新を要す」というフレーズに痺れた!信長様カッケー!2011/11/10
saki
4
信長こわ………………!あんな信長様に苦言を言えた佐久間さんは何だかんだいっても名将だったのだなーと(過去形)。しかし目が怖い怖すぎる。仙石もただの武将じゃいられなくなってきていて、秀吉も上のステップに上がっていってて面白いです。耐えず領土を広げ~~はまんま明出兵に繋がってて興味深いです2011/11/09
maito/まいと
3
本当の勝者は誰か、という問いを突きつける12巻。センゴクに委ねた井上、苦しき中で仁義を貫いた別所長治、そしてシンプルな視点で決断を下す顕如。結果としては織田の軍門に降る(死ぬ・退去する)形で幕を閉じるのだけど、その閉じ方と、ブレない軸が奇妙なほどの余韻を残していく。対して勝者のはずの織田軍に不穏な流れが・・・このシリーズ読んできた方には、(名前こそ出てこないものの)お蝶の登場は感慨深いはず。結局彼女はこのまま流れていくんだろうか・・・2018/09/06