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内容説明
「カルノとオレにしか、できない事があると思います」勇吹(イブキ)は頑ななまでにカルノに寄り添い、そして……!?シャローム・ハヴェリーム、シャローム、シャローム。「さようなら、友よ、また会おう」ナギが歌ういにしえの歌が虚空に響く!!傷ついた少年二人……悪魔喰いのカルノと神霊眼の勇吹の逃避行、宿命と修羅のセンチメンタルジャーニーが遂に最終章突入の第十五巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
茶田
12
あの生い立ちでこの選択ができたレヴィが本当にすごい。カルノにとっては酷だけど。1巻読んだ当時、まさかここまで話が大きくなるとは思ってもみなかった。人が人であるための倫理感とか常識、道徳、そういったものってなんだろうって考えさせられる。とにかく、勇吹がどんな選択をしようとも最後まで見届けたい。こんなに重くて痛い展開なのに、不思議と人間に絶望するような最後にはならないと思えてしまうのは、なるしまさんの描く人間のあがく姿がいい意味でしぶとくて希望を抱かせるからかも。次巻が待ち遠しい。2011/10/04
ちるる
8
これは…悲しいとか辛いとか簡単に言葉にできない。読んでいる間中、その重みに息を止めてた気がする。勇吹とカルノがどんな覚悟を決め何を選ぶのか…先は見えない。彼らの行動の正否もわからない。勇吹もカルノも血走った表情が目立つのが事態の悪化を思わせた。レヴィの存在が、不在がただ大きい。レヴィの苦しみとか呪い、祈り、愛、そういったものを台無しにするような騎士団の動きには嫌悪感…。ただただ最後まで見届けたいと思う。2011/09/28
ネムコ
8
そうか、レヴィはカルノを内側から守るために自ら逝ったのか…。しかし、今回はカルノもイブキもナギも目付きが怖いっ!明るい展開になるはずはないけれど魔法社会があっちもこっちもガタガタで、最終章というけどどこが着地点なのか、見当もつかない…(タメ息)。2011/09/26
リツカ
8
とうとう最終章突入。今更ながら改めて、えっらいテーマを据えてきたなあ。本当になるしまさんの漫画って哲学とか倫理とか、そういう方面がさらっと重い。生きることに対して容赦なくて真っ向勝負というか。それにしても、いろんな意味で、「レヴィ…!!」と今回も言わざるを得ない…。2011/09/26
riko_21
7
15巻は出るのが早かったなあ……。レヴィさん……親ですね親。レヴィさん自身も不遇だったと思うのに、何故そんなに……と思うこともある。多分そうすることが幸せなんだろうなあ。「俺しかいないね」って言うところが誇らしげで嬉しそうなので、よし。ナギさんが鏡で、レヴィさんだとあれだということは、いかにレヴィさんがまとも……というか、ちゃんとしているか、ということか。感想がレヴィさんばっかりだ(笑)。2011/09/22