内容説明
骨董商・片倉屋の離れに居候しつつ骨董の目利きをする千太郎は、稲月藩三万五千石の若君の仮の姿。御三卿・田安家ゆかりの由布姫との祝言を前に、江戸下屋敷から逃げ出していたのだ。ふとした縁で知り合った山之宿の岡っ引き・弥市親分とともに、骨董がらみの江戸の難事件解決に、謎解きの才と剣の腕を振るう。
感想・レビュー
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カバン
8
はたして姫様は愛しの若殿に、いつ再開することが出切るのでしょうか。全ての面倒事からのらりくらりと逃げる若殿が見ものです!2015/02/23
めにい
2
3,4巻から先に読んでしまった、。ここではまだ姫は若殿に会えていないのね。2015/04/25
いえのぶ
1
若殿の間をはずした会話が面白い。どうやったらあんな不思議な間の会話を書くことができるのだろう。2013/04/06
ふわぽん
1
男性登場人物が魅力があって面白い!次からはもう少し姫達との接点がでてくるのかな?2011/11/10
ぶちゃ
0
泰然自若な若殿と、それに振り回される周囲との掛け合いが楽しい。乳兄弟の若侍の間抜けっぷりにさらに磨きが掛かり、若殿がアレで息子がコレじゃ、爺もさぞ気苦労が絶えないことだろう。あの主従のどこに姫君と侍女が一目ぼれする要素があったのか、今ひとつ理解に苦しむが、二組の恋路の今後の展開が楽しみだ。2015/12/21