内容説明
将軍家斉の御台所 茂姫の輿入れから八年。時ならぬ外様薩摩からの大奥女中お抱えの報せに、奥右筆組頭立花併右衛門は不審を抱いた。禁制の密貿易発覚を恐れる薩摩藩は、併右衛門暗殺に奔る。護衛役の柊衛悟を襲う無敵を誇る示現流の猛者たち! 幕政の闇を衝く人気シリーズ、瞠目の第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
76
奥右筆「侵蝕」3巻。今回は大奥御台所付女中を送り込んだ薩摩藩の陰謀に、不信を抱く立花平右衛門は命を狙われる事に、護衛の柊衛悟今回は薩摩示現流との対決でした。 相変わらず危険と隣り合わせ、瑞紀さんと一緒になれるのかな。2021/07/08
TakaUP48
57
「動いてから後悔をなされ。何もしなかったことで後悔するのは、つろうございますぞ」覚蝉の一言で衛悟の迷いは吹っ切れた。養子先の縁談よりも、併右衛門の護衛を続けるべきが剣士の責任、そして多分瑞紀への想い。将軍・家斉とその父・治済の戦いは進み、いよいよ大奥へ刺客を送り込むことに。乳に毒薬を塗り、それを舐めさせ、徐々に精気を失わせるという恐ろしき技。将軍様も大変だあ。衛悟と元薩摩藩士とが戦う屋敷での場面などは、一気に頁をめくる迫真の場面。固唾を呑み、足音も立てずに、そおっと頁をめくると、「ちぇえすとおおおお~」2022/03/28
オーウェン
46
3作目は大奥にきた薩摩藩の女性が家斉の暗殺を狙って忍び込む。 そのたくらみに気付く併右衛門は衛悟を使い探るが、そこに薩摩藩の刺客が2人の命を狙う。 家にまで追い込みをかけられ、衛悟には婿養子の話が舞い込み、併右衛門の用心棒の任が解かれる可能性が。 情勢や策略の変化が激しい1作であり、衛悟の剣術も冴え渡る。 そして冥府防人が仕掛けた罠がどうなるのか4巻目も楽しみだ。2023/10/02
金吾
24
○面白さが増しました。ついに島津や御庭番まで戦い始めています。衛吾の人のよさや成長は引き続き続いています。一橋治済は将軍の父でもやり過ぎかなと思いました。2020/06/08
金吾
22
○衛悟がますます強くなっていってます。施政者の冷たさも良く伝わります。家治は何故治斉を消さなかったのだろうと疑問に思いました。2023/12/27
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