講談社文庫<br> 継承 奥右筆秘帳(四)

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講談社文庫
継承 奥右筆秘帳(四)

  • 著者名:上田秀人【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 講談社(2011/07発売)
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  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062763943

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内容説明

将軍家斉の四男敬之助が急逝し、尾張徳川家は後継を失う。思惑渦巻く江戸城を震撼させたのは、神君家康の書き付け発見という駿府からの急報だった。真贋鑑定を命じられた奥右筆組頭 立花併右衛門は、衛悟の護衛も許されぬ覚悟の箱根越えに向かうのだが!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TakaUP48

54
11代将軍・家斉の子で御三家の尾張家の養子になっていた四男・敬之助が急逝。後継問題が方々から取り出される。そんな中、神君家康の書付発見というという駿府からの急報。真贋鑑定を命じられ奥右筆組頭・立花併右衛門は、衛悟の護衛も許されず駿府に向かう。書付の真贋を判定し、江戸へ運ぶことになるが、その書付を狙い木曽衆らが襲う!なんと、後を追ってきた衛悟の助太刀で難を逃れる。ようやく、文書は江戸城に届いた。木曽衆は、江戸の立花家を急襲。併右衛門が絶体絶命に!その場に居合わせた衛悟も刀を捨てさせられて…。さあ、どうなる!2022/04/05

オーウェン

47
4作目は後継を失った家斉の後釜とばかりに、将軍の座を狙う輩が暗躍。 そして家康の書付が発見されたとの知らせで、併右衛門は駿府へと向かうが、衛悟の護衛は認められず。 書付の中身を知ろうと、追手が併右衛門には差し向けられる。 いよいよ免許皆伝を許された衛悟だが、立場は相変わらず弱いまま。 併右衛門の警護をするか、家に残る瑞紀を守るのか。 二者択一を迫られる衛悟の決断。 冥府防人との実力差はまだあるが、これが埋められる日がいつか来るのだろうか。2023/10/07

金吾

21
話がどんどん広がりを見せています。更なる権力を求まる権力者たちの欲望が渦巻いています。併右衛門の衛悟への対応も小権力者としての醜さがあるように感じます。2023/12/27

T. みぃた

21
シリーズ第4弾☆家康公のお墨付きを巡って、奥右筆組頭自らお城を出て駿府へ!これも老中の陰謀。旅慣れない併右衛門の道中が心配でも表立って警護できない衛悟は、瑞希に叱咤されて密かに併右衛門を追うことに。狙われてるのは、書き付けか併右衛門か…。闘う毎に強くなっていく衛悟だけど、敵であるはずの冥府防人から指導されるとか、つい手を差しのべてしまいたくなる人柄みたい。。2017/05/08

金吾

20
どんどん話が広がり収拾つくのかなと思わせるような展開です。しかし一橋治済や松平定信のような権力者は何故あんなに腹黒いのでしょうか?2020/06/09

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