内容説明
近頃、江戸中の老舗を買い漁る大店(おおだな)『紅屋』の真の目的は何なのか──巨大長屋の取り壊し問題で争う地主と家主、津波で壊滅した町の再建をごり押ししながらも自分では何もしない住人たち。影の集団・百眼(ひゃくまなこ)の潜入捜査、名主たちとの連携プレー、時には将軍の力も借りながら、町人の為に奮闘する若き町年寄・樽屋三四郎。時代小説新シリーズ第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かこ
5
・江戸、男:女=6:4 ・越後屋…現在の三越 ・小判は現在の100万円の価値あり ・三笠町、江戸で最も犯罪の多いとされた所2019/10/06
klu
3
3、4巻も購入決定2015/07/05
なつき
3
百眼はなくしたほうが良い、と前巻で繰り返していたわりには妙になじんでしまっている2巻目(笑)相変わらず町年寄というよりは火消しの2代目といった生きの良さが目立つ三四郎です。憎めない悪役・奈良屋さん、その娘のおきゃんなジュリエット、大人より役に立ってるマスコット捨吉、脇に控え主人公を支える後見たち、と時代劇のお約束がそろったこの話、ドラマ化してくれると嬉しい。出来ればジャニとか人気若手俳優以外で。2012/07/11
だいしょう@SR推進委員会
2
事件物というより、人情話の短編集。三四郎の愚直なほどの純粋さは、正直読んでいて恥ずかしいときがある。ここまでがんばるか~って感じです。それだけに、うまくいった時の読後感がいい。これがこのシリーズの芯なのだろうなと思います。この後、三四郎自身の恋バナもありそうですが、この作家さん、そこらへんはいつものらりくらりなので、ど~なるかなぁ。2011/10/09
Buster
2
何気に左内が好きになってきた2011/08/16