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内容説明
宿敵・木久地との対決。宗一郎、木久地、両者ともこの戦いだけは避けられない己が定めと考え、それぞれに最後の決戦に備えて準備に怠りない。そして迎える「十二日卯ノ刻烏野神社」両名の存在意義を描けた決闘が始まる。ともに剣に憑かれた二人の男。より深くより黒い動機を持つ者が勝つのか?その深い闇から解放された者が勝つのか?さらには、勝利の果てに何があるのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りす
15
凄い漫画!圧倒されました。2016/03/22
ぐうぐう
14
「おれァ、雨が好きだ。白っちく割れた地べたが黒々と濡れるといい心持ちになる」。白と黒、静と動のコントラストで内なる魔を描いた壮絶なる物語。『バガボンド』とはまるで違う手法ながら、同じく身体を極めた殺陣シーンは圧巻のひとこと。ページをめくっていく感覚すらないほどに、画の中で起こる風が髪を頬を斬っていく。松本大洋の新たなる到達点にして、完全無欠の代表作、ここに完結!2010/05/11
てんてん(^^)/
8
お勝や勘吉、長屋の住人との静かな別れ。一転ただただ圧倒的で、恐ろしくかつ美しい木久地との戦い。そして国房との(また身の内に潜む鬼との)別れ。なんと見事な大団円でしょう。思わずタメイキが漏れてしまいました。 それにしてもこの美しい殺陣のシーンが、印刷物であることが口惜しい。是非原画を拝見したいものだと思ってしまいました。2010/05/01
猫又まこ
7
あぁ、すごかった。一気読みして、いい意味で疲れた。よく考えたらストーリーの骨格だけたどれば単純で、ここまですごいと感じるのはやはり、絵、というか、漫画という表現方法を最大限生かした、傑作だからだと思う。あと、動物扱いがすんごい素敵。みんな、なんでもっと読まないのだ!!絶対損はないので読みましょう。2011/01/11
筋書屋虫六
6
ついに完結してしまいました。壮絶で、長い長い殺陣…。これは何か神がかったものが憑依して描かせたとしか言いようがない絵だと感じます。全てのコマが凄い、全てのコマが息を吞む。漫画文化の金字塔を見た思い。さっそく原作ノベライズが出たみたいですが、正直、漫画以外のメディアで見たいと思いません。2010/05/17