内容説明
その朝、ヴァレンシュタイン家の庭木が倒れ、珍妙な「契約者」たちが訪れた。<接客>の結果、マルクのメガネは壊れ、侍女のアイシャがブチ切れた。メガネと庭師の調達、そして刺客の迎撃に向かうマルクだったが!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のれん
12
前巻とは打って変わって、あくどいキャラが出てきたり、残虐描写に凝ったりとシリーズ化によって少々変わった部分が印象的。 対してエルミナが主から少女に変化する様をちょくちょく見せてくる所がニクイ。マルクが気づかない所はお約束ではあるのだけれど、エルミナの態度はそりゃ気づかなくてもおかしくない面倒くささ。 こりゃお似合いのバカップル誕生か。 しかし、寡黙で優しい大男(ボケ担当)+戦闘狂だが繊細な少女(ツッコミ担当)という組み合わせが作者は好きなようで。まぁ、とても画になるので多用したくなるのも分かる。2020/11/16
梅みかん
11
カナメの葛藤、意外と抜け目ないアーロン、性格が不気味すぎるヨハエルなど、個性的な人物が新たに登場。 エルミナの抱える事情の一端、欠片が見えた感じ。夜のマルクの強さは、かなりのもの。2021/02/15
紫鈴
11
この巻でもマルクの災難は続きます。お金は飛んで出ていくし、無意識に命令されるし、なにより痛そうです。新しい契約者たちのアクが強すぎます。それぞれ抱えた秘密を、早くみんなが共有できたらいいのにな。☆42017/11/05
みや
8
マルクは今回も踏んだり蹴ったりで貧乏執事まっしぐら(笑)エルミナの謎も少し明かされ、キャラも増えて賑やかになってきた。ドミニクの豹変ぶりに笑えた。2014/04/16
晦夢
8
新キャラも増えて賑やかになったな。相変わらず勘違いが多いな。中々面白い。2013/11/18