内容説明
エルミナとカナメが家出した。慌てて後を追うマルクだが、なぜか料理人のセリアも同じ列車に乗り込んできて――。運命に導かれ、豪華な大陸横断列車に乗り合わせる契約者たちの目的は!? 疾走するロードムービー編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のれん
10
ようやく(?)のセリア巻。 ライバル系だったのに、長い事影の薄い役で何を考えているのかイマイチ分からんかったが、とても少女らしい性格をしていたようで。 リオの顛末や仲間たちへの思いなど、サバサバした結末で根本的解決に至らぬものの決意だけを新たにするのは乾いた西部劇といった感じ。 一方二人の恋敵同士の会話はラブコメ全開。好きだと心から言いたい、それだけで恋人は十分なのだ。果たしてマルクはそれが分かってるのかは不明だが(笑)2021/05/03
ダージリン
8
セリアさんの過去やら、いろんな表情やら見えて、意外な可愛らしさが良かったですね。リオも可愛らしすぎて、意地悪したくなる気持ちもわかるよーな(笑)気がします。あと、ジェノバの活躍もナイスでした(笑)!主要人物3人については次巻にでもコメントしようっと。2010/08/24
魚占
6
セリアの過去話をメインにラブ話が進行した。マルクは情けなさを残しつつかっこよく決まっている。主の影に徹する姿がGOOD。エルミナ&カナメの会話で、付き合うとは何か、具体的なところを(本人の知らぬうちに)任され、ハードルをあげられているところは笑った。セリアがマルクを気に入らない理由。これは彼の実力を高く評価しているからなのだと思う。常に余裕を残している故に4強とか、すごい。エルミナと出会う前のアイシャとマルクの話もよかった。昔から彼はお人好しだ。2010/09/18
紅羽
5
お嬢様の家出の巻。セリアの過去も明らかになり、三角関係は継続中(笑)マルク、揺れるのもいいのですが、二兎追うものは一兎も得ず…になりませんように(笑)そういえばドラマCD、また聴きたくなってきました。この後探し出して聴いてみたいと思います。2013/04/27
みどり
4
8巻目に突入しました。実際にはあまり登場しないエミリアですが、かなりの異変が起きているようです。それでもマルクがそして、愉快な仲間たち(笑)が彼女をきちんと守っているのですね。今回の主人公は主に愉快な仲間のほうのセリアでした。2017/04/28