源氏物語 あさきゆめみし 完全版（３）

著者名：大和和紀【著】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784063754698

内容説明

【無料試し読み閲覧期間2025/4/28～2025/5/11】
相手は政敵（せいてき）の娘にして兄の妃（きさき）。危険な恋は時に悲劇をもたらす。藤壺（ふじつぼ）の宮（みや）に似た女性に成長した紫（むらさき）の上（うえ）と夫婦となった光源氏（ひかるげんじ）。しかし理想の女性探しは続き、以前から交際していた兄の妻・朧月夜（おぼろづきよ）の君（きみ）と逢瀬（おうせ）を重ねる。やがて不倫は露見。謀叛（むほん）を疑われた源氏は政界を追放され……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[☆よいこ]

漫画。明石編。[其の十一]藤壺が出家し、やけになった光源氏は朧月夜との関係を右大臣に見つかる[其の十二]花散里に癒され考えた末、自ら身を引き明石に隠遁する決意をする[其の十三]光源氏が明石に行き落ち込む朧月夜だが、それでも愛してくれる帝に絆され、真実の愛を知る。[其の十四]明石の君との出会い。[其の十五]京への帰還。▽明石の君とのエピソードが好き。光源氏悪いやつだ。

[あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。]

この表紙は小学生は微妙。

2018/05/27

[punyon]

父桐壷の院が亡くなり後ろ盾を無くし、権力争いに巻き込まれた源氏が、朧月夜の一件で須磨に都落ちする件がこの3巻。朱雀帝の前でも源氏への思いを隠さない朧月夜の気丈さ。そんでもって、最終的には源氏への思いを残しながらも、帝の深い愛情に答えるべく、都に返り咲いた源氏の元を去るんですねぇ～。私、少々尖った生き方のこの人結構好きです(笑)須磨への流浪で出逢った明石の上との間に姫が誕生し…源氏って、全くもってスケベです(笑)

2022/04/15

[たまきら]

ろくでなし都落ち。それなのに亡きお父さんも周囲の人もみ～んな光君の味方。なにそれ！？と言いたいけれど、こういう何しても愛される人っているよね。サクッと戻ってきちゃうし、しかもようやく会えてよろこんでいる奥様に「いや～向こうでできた彼女に女の子生まれちゃってさあ…」って…。紫式部の女子たちにこれでもかこれでもかと辛い思いをさせるコレ、コレって読んだ当時の女子たちは「ホント辛いのは女ばかりよね！」とか怒ってたんだろうなあ…。

2022/06/07

[しゅわ]

【図書館】桐壺院の崩御～須磨・明石～そして冷泉帝の即位ぐらいまで。美麗な絵巻に惑わされてしまいますが…あいかわらず光源氏の被害妄想っぷりとワガママっぷりがひどいです（汗）　そして…ご存知の方には常識なのでしょうが…「明石の上は紫の上よりひとつ下」という光源氏の言葉を読んで、今更ながら衝撃を受けてます。絶対に年上だと思ってました（涙）

2014/04/21