源氏物語 あさきゆめみし 完全版（２）

著者名：大和和紀【著】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784063754681

内容説明

【無料試し読み閲覧期間2025/12/22～2026/1/4】
愛する人は数知れず。しかし光源氏（ひかるげんじ）が求める愛は、ここにはない。藤壺（ふじつぼ）の宮（みや）の懐妊、それは光源氏が父を裏切った末の不義の子だった。そんなとき、妻が子を宿す。源氏は生まれてくる我が子に救いを見いだすが、それを知った愛人が正妻を苦しめ……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[☆よいこ]

漫画。[其の六]60のおばあちゃん典侍（ないしのすけ）との御付き合いw。対抗して頭の中将も乗りだし、掴み合いの修羅場笑える[其の七]藤壺の宮が懐妊、光源氏の子供[其の八]右大臣の娘、六の君との恋愛[其の九]光源氏の正妻、葵の上が懐妊。葵祭の場所取りで六条の御息所と葵の上が揉める。葵の上は男児を出産し亡くなる。[其の十]妻を亡くし、愛人に去られた光源氏とうとう14歳の紫の上に手を出す▽大人な話ですね

[あーさん☆来年も！断捨離！約8000冊をメルカリでちびちび売り出し中！(｀･ω･´)ゞ]

年齢層を考えさせられる表紙。

2018/05/27

[punyon]

あー、死んじゃったぁ…葵の上。気位が高く、胸の内の孤独と戦ってた、ツンデレっぽいこの子が私は結構好きだったりするんですけどねぇ～。それにしても、平安の世の恋愛って、今の世とは比べ物にならない位アカデミックで雅やか。その内面のグレードの高さには憧れまするが、ネチネチ女の嫉妬まみれ、ヤキモチの焼き合いっていうのは、どうにも重たくて、「テメーら、それしかすることなかったんか～～い」って怒鳴ってやりたくなってしまいまする(笑)

2022/04/01

[たまきら]

六条の御息所の苦しい心が生む禍々しい殺人…。瀬戸内寂聴さんの源氏物語では仏教の包容力を感じましたが、大和さんのあさきゆめみしでは女性の感情がとても鮮やかに紹介されていて、50になってまた新たに感動しました。紫の上が妻になるところまで。光君のフラフラ感にあまり共感できないのだけが源氏物語の悲しいところ。

2022/06/07

[しゅわ]

【図書館】完全版第二巻の主役はやっぱり六条御息所ですね。正直、昔はコワイとしか思えなかった彼女ですが、いま読むと違った感じ方ができそうです。特に別れのシーンはせつなかった。　それにしても、やっと心が通じる？と思えた葵の上が亡くなるタイミングが容赦なさすぎです（涙）　紫の上の件は光源氏のヒトデナシっぷりがすごいのですが、ここは　いま読んでも感想は変わりませんでした（汗）　ラストで光源氏を許しちゃう紫の上に「はやまるなぁ～」と叫んでしまいそうです。

2014/04/21