鈴木先生 4巻

著者名：武富健治【著】

双葉社（2012/07発売）

• ISBN：9784575941470

内容説明

第11回文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞に輝く今最も熱い学園ドラマコミック。今回は女生徒、小川の叫びに鈴木先生が純文学的カタルシスを感じ、そして先生の性的信条が露わになったり…。相変わらず波乱万丈の展開！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[チェ・ブンブン]

もはやホラーだ、地獄絵図だ！ダンテもびっくりする地獄を、裁判官のように公平かつアヴァンギャルドに解決していく鈴木先生が鬼だ！タイタニック号のように絶望に包まれた学校社会を変える自信を失ったw

2013/10/20

[眠る山猫屋]

そうかメガネが変わったのには、そんな訳があったのか。さて今回は…竹地株底値をつける。許せないでしょこんなヘタレは。情けなさ過ぎて先輩にも殴られない。殴らんわな。中村株急上昇。みんな化けるなぁ。タルコ先生とか竹地母とか、もはや人外。

2011/12/08

[MonoCarky]

うん、やっぱ気持ち悪い！＾＾　今はまだ大丈夫そうだけど、いつか続木先生も敵に回っちゃいそうだな（……ってのはバトルものの考え方かｗ）。そして異様な尾行劇。続いて、鈴木先生の性的人生訓。どうもこれは作者が鈴木先生の口を借りて云ってるフシがあるんだけどね。鈴木先生は、理想論者なんかじゃない！　それを遥かに超えた理想崇拝者だ！　竹地に「お前の内部に湧き上がった清らかな痛みの感覚――」とか云い出した辺りで、そんなこと思ってしまいましたテヘ。ってか、犬の糞を踏んでバレる尾行ってのもフザケた話デスネ。

2011/11/19

[HK]

再読。本巻は再び性教育篇で、ハイライトはありえない長広舌の「指導」場面ににある。マニュアル的正論ではなく多様な良識・事情・見解が存在することに目配りしながら、かつ他人事ではなく自らの実存に拠った言葉を連ね、同時に極めてロジカルでもある「指導」の迫力には一読の価値がある。本格ミステリにおける〈解決篇〉とは当事者性の有無がまったく違うのだが、言葉による強烈なカタルシスという点では共通点があり、今回の再読では京極夏彦「百鬼夜行」シリーズで京極堂が行う〈憑物落とし〉を少し連想した。

2018/08/09

[戸川 純子]

ホラーですなー。。

2013/08/23