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内容説明
恋人の麻美さんが妊娠！ その事実が生徒達の知ることとなり、クラスは大騒ぎ。出来ちゃった結婚の是非が夏休みクラス討論の議題となる。鈴木先生が被告席に座る前代未聞の鈴木裁判が開廷。その様子は、ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」のミーチャ裁判にも比すべき様相を呈する。第6巻は、先生生徒の激しき情念がほとばしる。必見！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せ～や
48
すごい討論！読んでいて、考えることがたくさん！正しいどうかの前に、各々事情があるもんね。自分の中の何かの是非や考えを述べれば、その言葉に傷ついたり、否定されたと感じる人がいる事は忘れずに。「そんなつもりなかった」は言った側の台詞で、言われた側には通じない。批判や意見を言うなら、傷つけてしまう事を覚悟しないと。言い合いやケンカなんて、どちらも正しくて、どちらも間違ってる。ごめんねと言いつつ、お互いに最後は事情を知って、「そうだったんだ」ってなれれば、それでいいのにね。☆52019/08/01
眠る山猫屋
12
ドラマではエンディングを飾った最大の山場“鈴木裁判”が始まる。 新ｷｬﾗの活躍も悪くないが、岬や出水を始め、今までのエピソードで活躍したクラスメートたちの成長ぶりに思わずウルウル(笑)小川＆中村は言うに及ばず、竹地もイヤな奴から脱却したな。ただしあの足子ジュニアみたいなのはイヤだな。しかし凄い盛り上がりだ！2012/01/04
タク
5
鈴木裁判編。教師モノは教師が教祖になると全てがクズに回収されちまうけど（実際ほぼ全ての教師モノはそうなる）、これは相当すんでのところで踏ん張ってる、ように見える。でも生徒がよく調教されてるようにも映るよね、実際2012/05/22
mani2
4
ますますもってすばらしい。キャラクターたちが本気すぎて、適当になんかとても読めないよ。文字量多いけど正座して読みました。この押し寄せてくるものは何なんだ！2008/11/28
inokori
4
担任教師に恋人発覚，しかも恋人は妊娠していることを知った生徒たちが教師を糾弾の場へ，という展開は中学生感覚ならありそうだと思うけど，一巻まるごと中学生とは思えない討議が展開されていて，議論の最終盤で「女だって生ガマンするの大変なんだよ！？」の新論点が投げかけられて次巻へ．中学生の口を借りて，ものすごく緻密なセクシュアリティに関する議論をしている，という風にしか読めない．すごい．2008/12/07
