内容説明
秋の夕暮れ、いつものように階段掃除をしていた幸宏を抑えようのない強烈な虚無感が襲う──「僕は何をやってるんだ?」突如、階段レースへの情熱を失ってしまい戸惑う彼の前に現われた美しい少女、御神楽あやめは言った「飽きたんじゃないかな?」初対面の彼女の言葉が心に突き刺さる……。そして、悩んだすえ休部を決意した幸宏に、今度は遊佐がある計画を持ちかけてくるのだが、それは到底承諾できないことであり……。大反響学園グラフィティ第6弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
17
なんだか凹み気味の主人公・・・。おーい、大丈夫か?と思いながら読んでいました。それでも途中から巻き返してきて、安心しました。次回からまた新たな展開が待っていそうで楽しみです。2013/02/18
星野流人
10
幸宏はある日突然階段レースに対して魅力を感じられなくなり、それと同時期に学園に編入してきた生徒に心を乱される日々が続くことになる。 幸宏が階段レースに対して魅力を感じなくなった理由と、その理由に対して“気付く”のが、どうしても一人相撲だったようにしか見えなかった。しかし部屋で1人自覚したシーンはなかなか良かった。新キャラクターの御神楽は……なんかちょっと、苦手なタイプだな。 さて、ついに物語が大きく動き出した感があるが……果たしてどうなる階段部、そして缶バッチ? ベストイラストは81頁の美冬。 6/10点2012/09/15
本気・・・
9
主人公が階段を走る情熱を失って…?と始まる。元々主人公や刈やんは階段を走ることに明確な理由は無く、この巻でもそれは変わらないけれど、この巻でそれは単なる理由付けが難しいとかではなく学校の階段という物語の一つの欠かせない要素となったんじゃないかなと思う。2013/12/08
謡遥
8
なかなかの鬱展開。何故階段を走るのか?正直こっちは最初から疑問でしたが、したいからしてるとしか、表現し得ないんじゃないかな。馬鹿だから。(ずばっと切り捨て)そんなもんだよ、人間なんて。2012/10/01
山田
7
再読。6巻から始まる生徒会選挙編はこのシリーズで一番好きな話なのでとても楽しかったです。2013/12/09