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内容説明
【傍にいてくれれば――――…ただ、それだけでよかった。】
若き罪人(とがびと)に歪みをもたらし言葉(じゅそ)は、忘れえぬ記憶の残滓。己の存在さえも否定されたその瞳は、一切の光を拒絶する・・・。
(C)Jun Mochizuki/SQUARE ENIX
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブックマスター
25
今回のお話は、全体的に暗くて重い雰囲気が漂っていて切なかったです。オズの過去と、あの悲痛な…でもすごく心に響く言葉に、胸が痛くなりました。それと、ギルが鴉と契約を結ぶまでの経緯、主であるオズの為にそこまで努力できるのはすごい。けどやっぱりブレイクが言ったように、何故そこまでできるのか不思議。重要であろう登場人物も増え、次回からの展開がとても楽しみです。2014/03/19
ブックマスター
13
再読。エコーとヴィンセントの、依存しあってる感じがね…この頃はまだ薄めだったかな。常に無表情なエコーも可愛いけど、これからオズと接する内に段々と人間味を帯びていく彼女もいいんだよね。オズの父親との出来事とフィリップの下りは、やっぱり辛い。孤独の寂しさと冷たさを誰より理解しているオズの言葉が胸に刺さる。彼が初めて人間らしさを見せたシーンだったと思う。ギルが鴉と契約するまでの回想、特にブレイクとのシーンは、この後に待つ色々な展開を思い出した。カバー裏は迷探偵ブレイク。先に犯人言ったら誰も読まないだろ(笑)2019/09/14
あんず
11
再読。独りになることの悲しさ、父親への届かない叫び。ずっと心に秘めていた感情が溢れ出す..。ここまで怒りを露わにするオズは珍しく、叫ぶオズの横顔が見ていて苦しい。その後の「独りが「寒い」ということだというのは私にも分かる」と、アリスが悲しみを分け合うように背中合わせになるシーンが好き。一方ギルの、オズへの執着心は確かに異常(今でも笑) 「閉ざされた忠誠心は刃となっていつか君の大事なものを貫くだろう」この謎めいた言葉はかつてのブレイクにも通じる言葉だね...。2014/09/07
アネキ
11
オズの辛い過去にギルが大きく関わっていたこと・・・ホロリきました。゚(゚´ω`゚)゚。でも、ギルがやっぱり好きだ~☆しかし、いきなりでてきた、兄の存在・・・またもや布石が続々と(;^ω^)やはり、ブレイクの存在が影を落とす・・・この先の展開が気になるところ・・・・!2012/03/26
ソラ
11
若き罪びとに歪みをもたらし言葉は忘れえぬ記憶の残滓。己の存在さえも否定されしその瞳は一切の光を拒絶する。2012/01/08