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内容説明
歴史をひもとき、不思議な少年のモチーフを研究する老いた民俗学者。40歳OLの再就職……日常が憂鬱に埋もれていく中、車窓からふと見えた奇妙な光景。独裁者によって支配された未来に、タイムスリップした力なき少年・ルキ。――あらゆる時代において、人間が宿す思いが、いつも少年を揺さぶり続ける。それは、人間が限りある命を生きる者だからか? 永遠の時を旅する少年には、いまだその答えは見えない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんぶん
18
【古本屋】かつて読んでいたシリーズが古本屋にあった、5巻は読んでないなと購入。 しかし、相変わらずタイムスリップしているな。 人生の岐路に現れる少年はどんな存在なのか、神?悪魔? どんな人生が待っているのか・・・人間の思いを伝えると共に、厳しい現実も併せ描く、果たして山下和美という作家は何処に連れて行くつもりなのか。 その都度、心に突き付けられる思いです。2023/12/19
眠る山猫屋
12
再読。シリーズ中では、小品の部類に入るのか。それでも各話が素晴らしい。駆け落ちしたふたり、独裁者に立ち向かう少年、真実にあと一歩というところまでたどり着いた老学者。少年を目撃したOLや子供たち。どれもこれもいとおしい物語だ。2014/01/24
椿
9
「フランツ・カウフマン博士」「40歳のOL 村山香」「ルキ・イスカリオテ」「夫・恭平 妻・瑠璃子」「昭とたけしとヨシ坊と」やっぱり、バスの事故で二人とも亡くなってた、ってことなのかな~難しいな~。2016/09/11
くさてる
9
この巻ではシンプルな第17話「夫・恭平、妻・瑠璃子」が好きでたまらない。それはわたしがこういう変えられた運命、やり直せたかもしれない世界、時間の再構成というテーマが好きなせいだけど、全能である少年が、人間の自然な望みの前に、ただ立ちつくす感じがすごく良かった。人間は、そういう生き物である、とわたしも思う。2015/01/24
アイアイ
8
90歳の現役博士が少年と会う為に研究する。少年の実態を知る内に記憶操作されてた事に気づく「フランツ・カウフマン博士」転職先で若いスタッフの中で新人として仕事をする中、少年の幻影をみる「40歳のOL村山香」父を殺したルキが少年に連れられ支配者の世界で戦う「ルキ・イスカリオテ」80歳の老夫婦が永遠を望まず少年を待つ「夫・恭平、妻・瑠璃子」52年ぶりのラングレン彗星と3人の友との再会「昭とたけしとヨシ坊と」▽図書館2015/06/16
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