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内容説明
地球から一千光年離れた惑星を地球化するためだけに作られたロボット。夕日の持つ不思議な力が、嬰児(えいじ)の心に起こす甘美で残酷な奇跡。人類が手にした最も偉大なもの、そしてそれが生まれる瞬間。大正時代、幼少時から1人の男を思い続けた純朴な田舎娘のまっすぐな恋。――あらゆる時代、あらゆる場所にその姿を現す少年。人間にまつわるあらゆる事象を味わいつくそうというのか。永遠の生を持つ少年の、人間を巡る旅の行き先は尽きない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
19
どれもこれも、涙がでるほどすばらしく、また、考えさせらる作品ばかり。人間の作り出す可能性の無限の幅。認識できていない可能性。全てを超越してしまう愛情。なんだか、人間て悪くない、そんな気持ちにしてくれる一冊。絶品(笑)2013/11/13
椿
10
「NX-521236号」「良ちゃん」「THE MAN」「ムメキクと周平〈前〉〈後〉」テラフォーミングが面白かった。本当に、こういう計画があるのかな。2016/09/12
みやび@夜649
7
電子。今回も良かった…。「NX-521236」地球化計画の為に1000年任務を果たしたロボット。全ての仲間がいなくなり、指令を下したサンドラもいなく、最後は自ら星になる…切ない。じわり。「ムメキクと周平」え、まさか少年は梅菊焼を食べたかったってこと?少年の言う未来とは少し違うがムメキクが自らの人生を奇跡の力で開いていったのか。結果きちんと梅菊焼きが存在出来たのだからすごいな、ムメキク。そして梅菊焼き食べたい。2021/08/11
くさてる
6
今巻では第19話「NX-52136号」がベスト。2015/01/24
十六夜(いざよい)
5
「NX-521236号」「良ちゃん」「THE MAN」「ムメキクと周平」収録。宇宙開発のために送り出された自我を持ったロボット。仲間たちが壊れていき、開発の目処がたった時には開発者はいないのだ。ひたすらの孤独。人は残酷だな。良ちゃんが持って生まれた前世の記憶は、ロシア革命で銃殺されたニコライ2世だろうか。ムメキクと周平の未来は変わったが結果オーライな話、好きだわ。周平が死なずにすんだのはひとえにムメキクの努力と愛。2015/01/21