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内容説明
囲碁で遊ぶ真葛の前に現れた菅原道真の怨霊。そんな折、「女房歌合わせ」で詠じる役目を務めることになった博雅が訪れ、歌合わせを無事にすませるよう晴明に願う。真葛は歌合わせの邪魔をしようとする道真に囲碁勝負を挑む。一方、喪中のために歌合わせの席に出られぬ皇后の前で安倍高子と囲碁を始める晴明。実はそれは道真の企みを阻む術だったのだ! 怨霊・道真の陰謀を暴く「菅公 女房歌合わせを賭けて囲碁に敵らむ」を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
76
博雅が変なやつだというのはすでにわかっていたが…。やはり、晴明の家に当たり前のように居着く真葛も普通ではなかったか。真葛がひとりで囲碁をしていると、突然怨霊である菅原道真が召喚されてしまうし、その傍らでは何やら異変に気づきつつも博雅が晴明と酒を酌み交わしているし、博雅が女房歌合わせがあることを伝えてしまうから、道真が邪魔をしようと企んでしまうし…。何事もそうなのかもしれないが、点は線となり、すべては繋がっていくものなのかもしれないですね。真葛との囲碁勝負で道真の印象がよくなったような気がするなぁ。2016/07/03
★YUKA★
33
真葛かわいい(*´ω`*)全体的に複雑で、ちょっと読みづらい巻でした。2016/11/14
ぐっちー
20
再読。あの頃も今も難しいと思うのは一緒なんだが、今はそれでもいいかと感受。菅公の頭上に出現したあの存在と舞い散る花びらが美しいと思えたから。素晴らしいものを素直に素晴らしいと言える博雅くんに乾杯。2016/05/18
こばまり
18
真葛と博雅。ツンデレと天然が大活躍。日本史をもっと知らなくてはと冷や汗が出ます。2014/01/02
こぽぞう☆
11
真葛もかわいいが、菅公の怨霊もかわいい。有名な歌合、博雅が読み上げたとは知らなかった。ここまでで、1番面白い巻かも。2018/07/13