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内容説明
平安時代、稀代の魔術師と恐れられた陰陽師・安倍晴明。盟友にして管弦の道を究めた王子・源博雅と共に都の怪異に挑む。第1巻には賀茂忠行と共に、菅原道真率いる百鬼夜行に遭遇する少年時代の晴明を描くプロローグ「安倍晴明 忠行に随ひて道を習ふこと」、盗まれた唐伝来の琵琶・玄象にまつわる羅城門での凶事を描く「玄象といふ琵琶 鬼のために盗らるること」、僧・寿水のもとに夜な夜な現れる口の無い美女の謎を解く「梔子の女」の2編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
115
魑魅魍魎が其処此処と現れる世界。物忌み、方違え、加持祈祷といったものが当たり前のように行われる時代。千年以上の前の出来事なのに、どこか近くて、親しく感じてしまうのはなぜだろうか。安倍晴明の幼少期の事件を見ると、彼も普通の人間だったのかと思う。けれども、成人して陰陽師として活躍する晴明をみると、人々が狐の子と噂するのもわからなくないと思ってしまう。鬼を退治し、式神を操る陰陽師が、優雅で耽美な生活をしているように見えてしまう。この世界悪くないな。現代より住みやすいかもと思ってしまうのは、僕だけだろうか…。2016/06/20
mariya926
80
昔は悪霊とか信じていませんでしたが、聖書をよくよく読むと悪霊についてたくさん出てくるので、信じるようになりました。この本も悪霊を追い出す陰陽師についてだったので、興味半分に読みました。ちなみに陰陽師が悪霊を追い出すのは、陰陽師の中にもっと強い悪霊が入ったから。平安時代からこんな働きをしていたんだと興味があります。「人や獣に霊があって不思議でないなら、琵琶や石に霊があっても不思議でない」「霊もまた呪と同じよ」「霊と呪を同じものとして見ることもできる。ようは見方だ」2024/08/28
れみ
73
夢枕獏さんの小説の漫画版。ずっと読み返したかったものをようやく再読。文章を読んで想像するのもいいけど、絵になるとよりダイレクトに伝わってくるなあ。晴明は美しく妖しく、博雅は真っ直ぐな良い漢で、どっちも素敵だし、小説でさらっと触れられてるエピソードも膨らませて描かれていて楽しめる。2014/10/19
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ·天久鷹央·かくりよ·多聞くんと続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
64
絵のせいなのか、夢枕獏作だからか細か過ぎて読みヅライ漫画。2019/08/28
★YUKA★
45
絵がとても美しい(*´艸`*) 原作ファンですが、漫画になっても最高です。さすが、岡野さんと両想いで出来上がった一冊ですね☆2016/08/17