内容説明
「闇を知らない都市」と世に謳われる華やかな都アステ・カイデにも、ヒタヒタと衰亡の足音が近づいていることをティーエは感じていた。権力の乱れ、邪教崇拝、天変地異。それを象徴するかのように夜空に凶々しく輝くエネリオンの星…。だが、この虚栄の都でティーエは清らかな少女レイトリンと劇的な出会いを果たす。輝くばかりの美貌と高潔な魂を持つレイトリンは、月神殿の巫女王であった。レイトリンの魂にティーエは自分と近いものを感じ、急速にひかれてゆくのだが…。超人気大河ロマン、いよいよ第11部、ティーエの魂の彷徨が始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムT
30
作者があとがきで、太陽帝国編の中心テーマをアツク語っておりますが、私の心には全く届きません!この物語、私の中では「自分の魅力に無頓着な天然朴念仁集団(爆)の、はた迷惑な旅行記」として楽しんでおります♪この巻では新たに、第一侯×第六侯、ラクシ×第六侯、ティーエ×巫女姫、キリ×マンレイド、そしてまさかのグラウル×第六侯フラグが!・・・中心テーマは、《第六侯の本命は一体誰だ?》ですかねー。ええ。大陸が滅亡しようが救われようが、知ったこっちゃない!!です(爆)2010/08/29
文庫フリーク@灯れ松明の火
21
表紙見返しのあらすじは読まないようしてきたが、いのまたさんのカラーイラストも、見るとミスリードの原因になると確信する。前巻からジッダに焦点を当てた読み方にして正解だったかも。ラクシは乙女化進行中。ティーエも微妙。う〜む。前振りが長い。確かにじれてきた。2010/08/28
朱音
10
又新たな美少女登場だぜ!と美形に食傷気味な贅沢者なわけですが(笑)怪しい宗教団体の怪しさに期待、とジッダくんの健気さと成長が楽しみ、というところでしょうか。悪役が小物っぽいのはどうも…2010/08/06
p.p.
9
カリスウェンとランタイド、ティーエとカリスウェン。別の意味で面白い展開に……。ラクシもティーエも「恋の季節なの~」ですか?ティーエとボイスの息の合い方が、長年連れ添った熟年夫婦みたい。キリかわいいなあ。カリスウェンの目的はヴァユラの地位向上だけなのか……?2010/11/29
阿南
2
なかなか本筋が動かないな・・・恋愛模様とかどうでもいいんですけど~~ww2011/07/27