書評で読む

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渡邊一民 評 『慈しみの女神たち』 ジョナサン・リテル 著 【集英社の読書情報誌『青春と読書』より】

上巻筆舌に尽くし難い、恐るべき歴史はいかにして起こったか―わずか38歳の著者が、驚異的な知識と比類ない想像力で挑む。小説の域を超えたリアルさで世界的絶賛を浴びた、ナチ親衛隊将校の物語。2006年ゴンクール賞、アカデミー・フランセーズ文学大賞W受賞。…

       

書評  2011.06.30 まなび 人文 社会 ドイツ ナチス ユダヤ

【プロの読み手による 書評空間】 『仕事がない! 求職中36人の叫び』増田明利著

書評者 石井政之(フリーライター)※「書評空間」2011年6月18日より「失業したときこそ、失業ノンフィクションを読もう!」 先日、失業した。45歳の中年。妻1人、子ども2人(2歳児とゼロ歳児)。こういうときこそ、失業ノンフィクションを読むとき…

       

書評  2011.06.28 くらし 社会 労働 貧困

【紀伊國屋書店スタッフによる 書評<的>空間】 『キミは知らない』大崎梢著

書評者 今井太郎(紀伊國屋書店 販売促進部)※「書評<的>空間」2011年6月16日より 小学校の頃はほんとにテレビにワクワクした。 もちろん特撮シリーズやアニメが中心だったのだが、今もイメージだけが妙にくっきりと心に残る番組にNHKの『少年ド…

       

書評  2011.06.24 エンタメ 文学 売れてる! ドラマ

【プロの読み手による 書評空間】 『ふたすじ道・馬 他三編』長谷川如是閑著

書評者 近代ナリコ(文筆家・『modernjuice』編集発行人)※「書評空間」2011年6月15日より 明治二九年、二十一歳の如是閑が初めて書いたという小説「ふたすじ道」をはじめ、「お猿の番人になるまで」「馬」「象やの粂さん」「叔母さん」の五編を…

       

書評  2011.06.20 くらし 文学 社会 家族 短編

【プロの読み手による 書評空間】 『放送禁止歌』森達也著

書評者 辻泉(中央大学文学部准教授)※「書評空間」2011年5月31日より「「思考停止」に陥らないための一冊」「バカ! どんな理由があろうとなあ、歌ったらアカン歌なんて、あるわけないんだ! この銀河系のどこ探してもなあ、天体望遠鏡で見渡して…

       

書評  2011.06.16 くらし 人文 社会 メディア 思考 表現

【プロの読み手による 書評空間】 『マイ・バック・ページ ある60年代の物語』川本三郎著

書評者 西堂行人(演劇評論家・近畿大学教員)※「書評空間」2011年6月7日より「<劇評家の作業日誌>(56)」 この本の初版は1988年、河出書房新社から刊行された。それが昨秋、22年ぶりに新装版で再刊された。復刊のきっかけは、この5月に公開…

       

書評  2011.06.13 くらし まなび 人文 文学 社会 メディアで紹介 映画・ドラマ化 ジャーナリズム 学生運動

【プロの読み手による 書評空間】 『倍音』中村明一著

書評者 阿部公彦(東京大学文学部准教授)※「書評空間」2011年6月1日より「〝こんばんは、森進一です〟の謎」 書評空間で今井顕氏が取り上げておられるのを見て、目をつけた本である。期待に違わずあやしい領域に踏みこんだ、楽しい本であった。 ま…

       

書評  2011.06.09 まなび アート エンタメ 声 音楽

【プロの読み手による 書評空間】 『可視化された帝国-近代日本の行幸啓』原武史著

書評者 辻泉(中央大学文学部准教授)※「書評空間」2011年5月30日より※入手不可のため注文できません「「想像の共同体」ではなく「可視化された帝国」」 「目からウロコが落ちる」という言葉があるが、私にとって、本書を読んだ時の感想もそれに近…

       

書評  2011.06.06 くらし まなび 人文 社会 メディア 交通 共同体 歴史 近代 鉄道

【プロの読み手による 書評空間】 『これがビートルズだ』中山康樹著

書評者 長谷正人(早稲田大学文学学術院教授)※「書評空間」2011年5月22日より「「ア―――ドンノオ」としてのビートルズ体験」 無茶である、と最初は思った。かつて本屋で本書を見かけたときは、馬鹿げているとさえ思って無視してしまった。何しろビ…

       

書評  2011.06.02 アート エンタメ Fun! ビートルズ 音楽

【プロの読み手による 書評空間】 『日本の迷走はいつから始まったのか-近代史からみた日本の弱点』小林英夫著

書評者 早瀬晋三(大阪市立大学教授)※「書評空間」2011年5月24日より 歴史叙述は、なんのために語るかによって、その時間と空間の設定が変わってくる。当然、歴史学の研究者は、あるゆる時間と空間の組み合わせを考えたうえで、もっとも効果的に語ること…

       

書評  2011.05.30 くらし まなび 社会 文化 日本 歴史

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