【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 妄想の中、描いた人気小説。 『島田清次郎―誰にも愛されなかった男』(10月6日 中日新聞・東京新聞)
-->「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」-->10月6日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の1冊をご紹介します。今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました中日新聞・東京新聞掲載の『島田清次郎―誰にも愛されなかった男』です。[今朝の書評から]「…
2013.10.07 文学
加藤弘一評 『カント先生の散歩』 池内紀著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 加藤弘一(文芸評論家)※「書評空間」2013年9月19日よりカントというと謹厳実直な哲学者を思い浮かべる人が多いだろう。なにしろ難解な本を書いた人である。毎日規則正しく散歩したので時計がわりになったという逸話がいよいよ気難しそうなイメージを強…
2013.10.04 カント 哲学
伊藤智樹評 『「若者」とは誰か――アイデンティティの30年』浅野智彦著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 伊藤智樹(富山大学・人文学部)※「書評空間」2013年9月25日より「「若者」をだけで語らないために」いつもよく耳にしてきた「最近の若者は・・」という言葉。あまりに素朴なものは「そりゃ年寄りの愚痴ってもんでしょ」などと退けることができても…
2013.10.02 社会 社会学
【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 日本人の身体観の一端を言語化することに成功した画期的な本。 『修業論』(9月29日 毎日新聞)
-->「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」-->9月29日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の1冊をご紹介します。今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました毎日新聞掲載の『修業論』です。[今朝の新聞より]「毎日」からは先の内田樹さん著『修業論』h…
2013.09.30 新聞書評 身体観
阿部公彦評 『アイルランドモノ語り』栩木伸明著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 阿部公彦(東京大学(英米文学))※「書評空間」2013年9月17日より「だからアイルランドはおもしろい」 栩木伸明氏は、今、日本でもっとも元気な外国文学者のひとりだろう。専門はアイルランド文学。筆者が最初に手に取ったのは『アイルランド現代…
2013.09.27 人文 アイルランド
加藤弘一評 『悲しき熱帯 Ⅰ&Ⅱ』レヴィ=ストロース著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 加藤弘一(文芸評論家)※「書評空間」2013年9月15日よりⅠ巻Ⅱ巻 世界的なベストセラーとなったレヴィ=ストロースの自伝的紀行である。 原著は1955年に刊行されたが、日本では1967年に『世界の名著』第59巻にマリノフスキ…
2013.09.25 人文 文化人類学
【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 自らの尊厳を英語に託した女たちの物語。 『さようなら、オレンジ』(9月22日 毎日新聞)
-->「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」-->9月22日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の1冊をご紹介します。今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました毎日新聞掲載の『さようなら、オレンジ』です。[今朝の新聞より]「毎日」から太宰治賞受賞作…
2013.09.24 文学
加藤弘一評 『人類20万年 遙かなる旅路』アリス・ロバーツ著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 加藤弘一(文芸評論家)※「書評空間」2013年9月11日より 2009年にBBCで5回シリーズとして放映された「The Incredible Human Journey」の書籍化である。異なる立場の意見も丁寧に紹介されており、現時点で人類のグ…
2013.09.21 社会 文化人類学
根井雅弘評 『「幸せ」の経済学』橘木俊詔著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 橘木俊詔(編集者)※「書評空間」2013年9月8日より「「幸せ」とは何か」 「幸せ」とは何か――この問題に答えるのは難しい。経済学者は国際比較をするとき、一人当たりの所得に注目しがちだが、この方法は昔から経済学者以外の人たちから批判されて…
2013.09.18 社会 経済学
【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 緻密な構成、繊細な描写。直木賞を受賞した桜木紫乃さんの最新刊 『無垢の領域』(9月15日 東京新聞)
-->「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」-->9月15日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の1冊をご紹介します。今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました東京新聞掲載の『無垢の領域』です。[今朝の新聞より]最後に「東京新聞」から『無垢の領域』h…
2013.09.17 小説 恋愛 新聞書評 桜木紫乃