内容説明
そういえば、あの本のこと、なんにも知らずに生きてきた。
一度は読みたいと思いながらも手に取らなかったり、途中で挫折してしまったりした古今東西の「名著」を25分間×4回=100分で読み解きます。各界の第一線で活躍する講師がわかりやすく解説。年譜や図版、脚注なども掲載し、奥深くて深遠な「名著の世界」をひもときます。
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■2024年に92歳で亡くなるまで、多彩な詩を紡ぎ続けた詩人・谷川俊太郎。なぜその詩は人々の心を捉えて離さないのか。
谷川自選の詩の数々を、詩作への向き合い方に光を当てて読みとき、詩を味わうとはどういうことか、私たちにとって「ことば」とは何なのか、その奥深い世界にふれる。
■講師:若松英輔
※2025年5月の再放送です。2025年5月放送時のテキストがそのままご利用になれます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
54
今月の「100分de名著」は谷川俊太郎。昨年の放送の再放送らしいが、第二回を見ていて、モチーフの話に惹かれ、テキストも買ってしまった。モチーフはモチベーションとかと語源を同じくして、私たちを突き動かすもの、動機づけるものという意味になるそうだ。これは、詩に限ることなく、絵でも同様のことが言えるとハッとしたのだ。「木」を描いていても表面的な「木」を描いていては絵にならない。自分にとっての「木」を見つけ、それを表現してこそ絵になるのだろう。それを感じた。他の回も去年見ているはずなのだが、心に刺さる言葉が多い。2026/06/16
海燕
20
谷川俊太郎さんは老若男女が知る詩人の代表格。単に著名というのではなく、詩に対する造詣の深さ、詩情の豊かさが窺い知れた。本書での若松さんの分かりやすい説明に負うところも大きい。80年代以降に書かれた、ひらがなの詩による挑みは興味深い。「かなしみ」「おもい」など、いろんな漢字表記が可能な言葉も、ひらがなならそれぞれの漢字の意味合いを包含させることができる。意味を特定しない、読み手に開かれた形式といえる。詩は行間や余白を味わうことができるもの。個人的にはひらがなの詩に、独特の緊張感のようなものを感じる。2026/06/20




