角川ホラー文庫<br> ととはり屋敷

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角川ホラー文庫
ととはり屋敷

  • 著者名:澤村伊智【著者】
  • 価格 ¥1,078(本体¥980)
  • KADOKAWA(2026/05発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041150115

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内容説明

最強の霊能者・比嘉琴子には6人の弟妹がいた。だが、生き残ったのは真琴だけ。弟の双子・龍也と虎太を襲ったキャンプ場の惨劇、その下の弟の肇が挑んだ少年野球チームの怪、末子の栞が命がけで対峙した凶悪な獣。住人不在となった比嘉家は、いつしか呪われた家として話題を集めていた。家に現れる「ととはり」という文字列と、人を襲う化け物の正体とは――。家族の歴史を紐解く、比嘉姉妹シリーズの前日譚となる短編集!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

121
澤村さんの比嘉姉妹物のある意味前日譚といえる作品集です。比嘉琴子には6人の弟や妹たちがいたのですが、生き残ったのは真琴だけです。なぜそのようなことになったのかを様々な事件の様子などを物語として紹介してくれています。その事件がやはり怪異的なものが多く澤村さんの面目躍如といった感じがしました。2026/05/28

しんたろー

110
比嘉姉妹シリーズ最新作は6つの短編集。大好きなのに人間関係をキチンと覚えていない自分にガッカリしつつ(琴子が長女なのは覚えていたが6人も弟妹がいたとは!些細な事なのに覚えていたのは映画『来る』で好演した柴田理恵さん(逢坂セツ子)の名前が出て喜んだ)も、初めて知った弟妹たちのキャラが巧く描き分けられ、彼らの無骨な優しさが物語に深味を与えている。故に、どの話も怖いけれど切ない味わいを堪能できた。中でも映画『SAW』をモチーフにした『メイク・ユア・チョイス』と琴子&美晴が登場の『かたので駅の怪』は好みだった👍2026/06/02

ちょろこ

103
人生譚の一冊。いつもの比嘉姉妹の短編集だと侮るなかれ。これはシリーズファンとしては知っておくべき比嘉ファミリーヒストリー。琴子には6人の弟妹がいたこと。そして彼らがどんな怪異に遭遇し、どういう対峙をしたのか…単なる怪異潭としてではなく一人ずつの人生譚なんだと噛み締めるように読んだ。双子の弟のキャンプ場の惨劇から心がギュッと痛んだな。「ざんどぅまの影」を読んだからこそのその後の家族の姿が、一人で家族を背負っていたかのような琴子の姿がせつない。そして更にせつなく刻まれる"ととはり"の文字。確かな家族の印に涙。2026/07/06

yukaring

73
「あの家族は呪われている…」比嘉家の子供たちを襲う壮絶な事件。7人の姉弟で生き残ったのは琴子と真琴だけ。彼らに何が起こったのか?比嘉家の歴史が紐解かれる興味深い1冊。双子の龍也と虎太を襲ったキャンプ場の惨劇。呪われた友人を助けようと奮闘する肇、末っ子の栞が遭遇する凶悪な獣。皆人を救おうとして逆に怪異に捉えられるやり切れなさに心が痛む。そして住人が不在となった比嘉家は「呪われた家」という噂がひとり歩きをして…。『ざんどぅま』から読むと更に両親まで話が繋がる演出が面白い。もう一度シリーズを読み直したくなった。2026/06/18

眠る山猫屋

70
比嘉姉弟の行く末がこんなにも早く読めてしまうとは。どの話にも厭な“ナニカ”は出てくるけれど、恐怖よりも哀感の方を強く感じてしまうのは、みんな良い子だったから・・・。責任感が強くて、自分たちを奇異の目で見ない数少ない人々の為に、怖くて悍ましいモノに立ち向かっていく。子供故の過信や力不足、真相を見抜けなかった事から命を落としていく・・・。達観しているようでいて、まだ子供だった末妹、運命に従った栞の最後の言葉が商業利用されていたのが悲しい。家族の悲劇が詰まった一冊、それでも琴子の同級生たちは救いだった。2026/05/28

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